Netflix『ザ・クラウン』シーズン6、ダイアナ妃の事故死の瞬間は描かれない?

Netflix製作、英女王エリザベス2世の治世を描くドラマ『ザ・クラウン』のファイナルとなるシーズン6では、1997年にダイアナ妃の命を奪った交通事故のシーンは描かれないことが明らかとなった。

事故死の瞬間は再現なし

1997年にフランスのパリで起きた交通事故では、ダイアナ妃と当時の恋人だった富豪のドディ・アルファイドが同乗していたが、二人も帰らぬ人となった。Netflixは、ダイアナ妃とドディが事故死した瞬間は劇中で再現しないが、事故に至るまでの経緯と悲劇の余波に焦点を当てると明かしている。

米Deadlineは、チャールズ皇太子がダイアナ妃の遺体を受け取るためにパリに到着する一方、エジプト人のモハメド・アル・ファイドが息子ドディの棺を引き渡される際、フランス当局から「無意識的な人種差別」に耐える姿が描かれると報じている。

製作関係者がDeadlineに語ったところによると、スタッフはダイアナ妃の死を撮影することを“恐れて”おり、製作チームの間では、ある種の不安や緊張感が漂っているとのこと。匿名の情報提供者は、「このシーズンには爆弾を抱えたような繊細さがある」と語っている。

キャストは?

時代を追うごとにキャラクターが年齢を重ねるため、『ザ・クラウン』では2シーズンごとにキャストが一新される。11月より配信開始されるシーズン5では、『ナイト・マネジャー』『TENET テネット』などで知られるエリザベス・デビッキが、ダイアナ妃役を引き継ぐ。そして、現在撮影が進行中のシーズン6では、『アサシン クリード』のハリド・アブダラがドディ役に起用されている。

シーズン3&4のキャストからバトンタッチされ、シーズン5よりエリザベス2世役でイメルダ・スタウントン(『ダウントン・アビー』『ハリー・ポッター』シリーズ)、フィリップ王役でジョナサン・プライス(『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』)、チャールズ皇太子役でドミニク・ウェスト(『アフェア 情事の行方』)、マーガレット王女役でレスリー・マンヴィル(『マレフィセント』シリーズ)が出演。

9月8日にエリザベス2世が死去したことを受け、シーズン6の撮影が中断されていたが、現在は復帰している。

『ザ・クラウン』シーズン5は、11月9日(水)よりNetflixにて配信スタート。(海外ドラマNAVI)

 

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Photo:Netflixシリーズ『ザ・クラウン』独占配信