MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画『マイティ・ソー』シリーズのヴィラン、ロキを主人公にしたドラマ『ロキ』でメビウス役を演じるオーウェン・ウィルソンが、マーベル・スタジオから“何度も”ネタバレで怒られていたようだ。
映画やドラマシリーズに出演するキャストやスタッフは、作品に関する情報を一切漏らさないと約束する秘密保持契約をスタジオと結ぶことが一般的で、特にマーベル・スタジオはその取り締まりが厳しいことで知られている。
マーベルは厳しいから…
米Comicbook.comの取材に、最新映画『Secret Headquarters(原題)』のプロモーションのためオーウェンが登場し、『ロキ』シーズン2について尋ねられた。その際、「(ロキ役の)トム(・ヒドルストン)は最高だし、現在、密かにロンドンで撮影中です」とだけ答え、ネタバレしないよう慎重に反応している様子。インタビュアーにネタバレのミームに関して訊かれたオーウェンは、「シーズン2についてはどうだろうね。マーベルは厳しいから、すぐ(ネタバレしていないか)過剰に気にしてしまうんだ」と回答。すると、同席していた共同監督のアリエル・シュルマンに、マーベル作品の詳細を話しすぎて怒られたことがあるのか質問され、「あるよ、何回もね」と明かしていた。
以前のインタビューでオーウェンは、『ロキ』でメビウスが口髭をたくわえているとの情報を漏らした時、「(ネタバレの)1回目だ」という不吉なテキストが届いたエピソードを披露。「誰が送ったのかわからないけど、(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギが非通知の電話か何かを使ったのかもしれなん。確認は取れてないけど」と冗談交じりに語っていた。
“ネタバレ王子”も
マーベル作品では、『スパイダーマン』3部作に主演したトム・ホランドが“ネタバレ王子”と呼ばれてしまうほど情報漏洩事件が多いことで有名で、『アベンジャーズ』シリーズでハルクを演じるマーク・ラファロも、“うっかりラファロ”の通称で通っているほど。どうやらオーウェンは、彼らに仲間入りしないよう細心の注意を払っているようだ。
なお、オーウェンがメビウス役で続投する『ロキ』シーズン2は、Disney+(ディズニープラス)にて2023年にプレミア配信予定。シーズン1はDisney+にて独占配信中。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ロキ』©2021Marvel