『24』大統領チャールズ・ローガン役のグレゴリー・イッツェン、74歳で逝去

『24 TWENTY FOUR』や『メンタリスト』『ビッグ・ラブ』などに出演をしたグレゴリー・イッツェンが74歳でこの世を去ったとTV Lineなどが報じている。

『24 TWENTY FOUR』ではエミー賞にもノミネート

7月8日(金)に74歳で亡くなったグレゴリー。2015年に心臓発作を起こしていたが、死因は緊急手術中に発生した合併症だという。

『24』のみならず、『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』『24:レガシー』といった一連の24作品で製作総指揮を務めたジョン・カサーはTwitterでこの悲報を取り上げ、「ともに働く栄誉にあずかった俳優の中でも、最も才能ある一人。あらゆる点において優れた男性だった」とお悔やみを述べた。

1970年代後半から1980年前半、『地上最強の美女たち!/チャーリーズ・エンジェル』や『フェーム/青春の旅立ち』などに出演しキャリアをスタートさせたグレゴリー。1989年に米NBCのシットコム『The Nutt House(原題)』で初の大役を掴むと、『マーダー・ワン』『プロファイラー/犯罪心理分析官』『フレンズ』『スター・トレック エンタープライズ』といった数多くのTVシリーズで活躍してきた。

そんなグレゴリーの代表作といえば、大統領チャールズ・ローガン役を演じた『24 TWENTY FOUR』。初登場は2005年のシーズン4で、ジェフ・ピアソン(『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』)演じるジョン・キーラーの副大統領役として登場。その後、大統領職を引き継ぐためアメリカ合衆国憲法修正第25条を発動するストーリーが描かれた。2010年まで出演したグレゴリーは、その演技が高く評価されエミー賞助演男優賞に2度ノミネート。さらに全米映画俳優組合賞などでも評価された。

『24』の後は、『ビッグ・ラブ』や『メンタリスト』『コバート・アフェア』などに出演。最近では『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』にゲスト出演していた。『コバート・アフェア』の共演者センディル・ラママーシーも自身のTwitterで「完璧なプロフェッショナルでどんな点でも愛された男。最悪なニュース。グレッグとともに仕事ができたこと、この上ない喜びです。彼の家族に愛を送ります。安らかにお眠りください」と、哀悼の意を表している。

お悔やみ申し上げます。(海外ドラマNAVI)

Photo:『24 TWENTY FOUR』(C)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.