『ミズ・マーベル』に散りばめられた“共感ポイント”

マーベルドラマシリーズ最新作『ミズ・マーベル』。ケヴィン・ファイギら製作陣は、まるで“コミコン”のような〈ファンの集い〉や、ファン歓喜の〈ディテールにこだわったコスチューム〉など、劇中の共感ポイントを解説している。

『ミズ・マーベル』は、勉強、趣味、恋に没頭する高校生カマラ・カーンが、ある日不思議な力を授かり、新ヒーロー〈ミズ・マーベル〉として覚醒していく姿を描く。

本作がデビュー作である主演のイマン・ヴェラーニは、「この作品はファンの文化を本当に理解して再現している。カマラは単なる新ヒーローではなくて、アベンジャーズ全員のファンなのよ。彼女が大興奮する姿は、ファンの共感を呼ぶと思う。パワーを得たときのリアルなリアクションとかね。これはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ファンへのラブレター」と、ファンが主人公と同じ目線で楽しめる作品であると語った。

MCUファンの共感を誘うべく細部までこだわる

第1話では、親友のブルートと共に親の反対を押し切り、ファンの集いである〈アベンジャーコン〉に参加したカマラ。イベント会場の装飾の豪華さや、アベンジャーズグッズに大興奮し、まるで〈コミコン〉(アメコミ漫画を中心としたポップカルチャーのイベント)のようなファンの熱気に包まれたイベントの様子が描かれている。

プロデューサーのケヴィン・ファイギは、「〈アベンジャーコン〉については現場でたくさん話し合ったよ。会場の装飾の隅々まで気を付けたんだ」と、ファンの共感を誘うべく細部までこだわり抜いていたことを明かす。

さらに、現実での“アベンジャーコン開催”について聞かれると「パンデミックの途中だったから、そういう集いは長いこと開催するのが難しかったけど、ちょうど『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の撮影も隣でやっていて、3人のスパイダーマンを見た時に、いつかやりたいなと思ったよ」と、ファンの期待が高まるコメントを残した。

そして、コミコンなどの〈ファンの集い〉では、“推しのヒーロー”のコスプレをして参加することがお決まりとなっているが、本編でも“推し”のキャプテン・マーベルを模したコスチュームを自作するカマラの姿が描かれている。

製作総指揮を務めたサナ・アマナットは、「カマラの衣装は、原作コミックのデザインをベースにしつつ、MCUらしさも盛り込みながら、伝統的でリアルに感じられるものを作った。スーパーヒーローらしさを意識したディテールは、すごく凝っている」と熱弁。

予告映像では、カマラが念願のスーパーパワーを得て大喜びする一方で、「想像を超えていた」と強大な力を持ったがゆえに、力を持った者の責任に葛藤する姿が垣間見えており、“ヒーローオタク”から“スーパーヒーロー”へと成長するカマラの活躍に期待が高まる。

イマン自身も、「幼い頃からアメコミ漫画を読んで育ってきた」と、リアルでも“ヒーローオタク”であることを明かしており、「私も魅了されたこの作品を、世界中の人たちに観てもらうことができることが凄く嬉しいし、反応が楽しみ」と作品を完成させた喜びを語った。

ついに明日最終話を迎える『ミズ・マーベル』は、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ミズ・マーベル』© 2022 Marvel