『アンブレラ・アカデミー』はシーズン4までの計画?ヴィクターへの変革も語る

先月、シーズン3の配信がスタートしたNetflixオリジナルドラマ『アンブレラ・アカデミー』。今回クリエイターが本作はシーズン4までの計画になっていることを明らかにした。

シーズン3は、アカデミーのキャラクターたちが元のタイムラインに戻ってきたところから始まる。しかし、シーズン1の終わりからは全く違った状態だった。彼らの家には新しいスーパーヒーローたちが住んでいて、この世界ではアンブレラ・アカデミーは存在しない。レジナルド・ハーグリーヴズ(コルム・フィオール)は、別の7人の子供たちを養子に迎えていた。

彼らは「スパロー・アカデミー」と呼ばれ、アンブレラ一家よりも恐ろしい存在になっている。スパローとアンブレラは互いを牽制し、相手グループを倒すか自分たちが信頼に足ると信じ込ませ、何らかの形で裏切る方法を探す。

『アンブレラ・アカデミー』シーズン4に更新?

ショーランナーのスティーブ・ブラックマンは米Hollywood Reporterとのインタビューで、更新待ちのシーズン4への希望について語った。

「彼らの能力がシーズンを通して成長し続け、人間としての変化に合わせて変わっていくのは製作していて楽しいですね。シーズン3で大団円を迎えたけど、まだ更新は決まっていません。更新されるように願っています。

シーズン4の構想はすでに頭の中にあります。この作品を始めたとき、4シーズンで終わることはなんとなく分かっていました。それ以上のことは考えていませんが、なんとなく軌跡を辿ってきています。シーズン4は、他のシーズンと同じように、スーパーヒーローや家族が無力であることに挑戦するという素晴らしい内容になるはずです」

ヴァーニャからヴィクターへ

また、ブラックマンはヴァーニャを演じるエリオット・ペイジのプライベートでの変化を作中でも描いたことについて述べた。

「エリオットが私に電話をかけてきて、実生活での変化について伝えてきた時、私はあまり事情が分かりませんでした。多くの方たちと同様に、私もトランスジェンダーについての知識を持っていませんでした。だからこそ、私はとても幸運でした。

エリオットとは親しい間柄です。ヴァーニャからヴィクターに変わるストーリーを描くにあたって、いろいろな人に相談しました。作家のトーマス・ペイジ・マクビーや、エリオットから多くの指導と専門知識を得て、リアルで繊細なストーリーを作り上げました。彼らとの共同作業で、前向きなメッセージを伝えることができ、とても光栄に思いますし、身の引き締まる思いです。家族というものは愛に溢れていて、どんな人でも受け入れます。トランスジェンダーであっても、愛されることができるのです」

果たしてシーズン4へ更新となるのか。『アンブレラ・アカデミー』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルドラマシリーズ『アンブレラ・アカデミー』