伝説の大ヒットドラマ『X-ファイル』でダナ・スカリー役を演じたジリアン・アンダーソン。米Indie Wireによると、自身のキャリアにおいて最も印象的なキャラクターを再演することに興味はほとんど“ない”と話しているという。
配信サービスの普及に伴い、次から次へと企画されているのが、かつて人気を博した作品のリブート。社会現象を巻き起こした『X-ファイル』のリバイバルも、多くのファンが期待を寄せずにはいられない作品の一つだろう。しかしメインキャラクターのスカリーを演じたジリアンは、息を飲んでさらなる物語を楽しみに待つのはやめた方がいいと思っているようだ。
『X-ファイル』スカリーを振り返り…
ジリアンが『X-ファイル』について口を開いたのは、4月1日から6日にかけて開催されたカンヌ国際映画祭ならぬ、カンヌ国際シリーズ祭「Canneseries/カンヌシリーズ」にて。ピンクカーペットがトレードマークのこの祭典のオープニングセレモニーに登場しVariety Icon Awardを受賞したジリアンは、フェミニスト的キャラクターの象徴としてファンから愛されているダナ役に対し、「“あぁ、スカリーはフェミニストのキャラクターだわ”ってはっきりと心に感じていたとは思わない。それよりもこれは今まであまりテレビで見たことがない女性で、個性的ねって感じだった」と当時の心境を明らかに。
むしろデヴィッド・ドゥカヴニー演じたモルダーの方が有能に描かれるなど、時代遅れの女性らしさ、男性らしさのような性別によるお決まり事や染みついた性差別に嘆いていたという。「捜査のためにドアに向かっていくとき、私はドゥカヴ二―の後ろを歩くものって思われていた。私が声をあげて反対しないといけないことがいくつもあった」
リバイバルに興味があるか聞かれると、完全に可能性を閉ざしはしなかったものの、最優先事項ではないことを明らかにした。
「古いアイデアのように感じるの。私はやり遂げたし、何年も費やしたし、それに残念な注目と共に幕を下ろしたでしょ。リバイバルについての話し合いを始めるために、まったく新しい脚本家たちを用意して、新しく進歩的と感じられるようにバトンが繋がれる必要がある。だからそうね、それはとても過去のことよ」
最近では『ザ・クラウン』でマーガレット・サッチャーを、『セックス・エデュケーション』ではセックスセラピストを演じ、アイコニックな女性キャラクターを演じてきたジリアン。現在撮影中だという最新作『The First Lady(原題)』では、アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトのファーストレディ、エレノア・ルーズベルトを演じ注目を集めている。数々の偉大なる女性を演じてきたジリアンだからこそ感じる新たなスタンダード。もし『X-ファイル』のリバイバル企画が進行した暁には、ぜひジリアンの意見が反映されてほしい。
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Photo:『X-ファイル』(C) Twentieth Century Fox Home Entertainment, Inc. All Rights Reserved.