ベテラン俳優ピーター・マクニコル、"働きすぎ"でエミー賞ノミネートを取り消される

先日発表された第68回エミー賞ノミネートから、米HBOのコメディドラマ『Veep(原題)』のピーター・マクニコルが候補入りを取り消されて話題となった。米Hollywood Reporterなどが報じている。

『アリー・myラブ』『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』『CSI:サイバー』など数多くのドラマに出演しているピーター。2001年に『アリー・myラブ』の演技でエミー賞のコメディ部門助演男優賞を受賞していた彼は、今回『Veep』の演技でコメディ部門ゲスト候補に挙がったが、後日そのノミネートを取り消された。同カテゴリーの定義として、出演した話数が選考対象となるシーズンの全話のうち半数未満でなければならないのに対し、ピーターの場合は10話のうち5話、ちょうど半数だったことが理由。彼の出演数はエントリー締切時点では半数に達していなかったものの、その後に放送されたエピソードにも引き続き登場したことで権利を失ってしまったという。

エミー賞を主催する米国テレビ芸術科学アカデミーのルールでは、「資格情報を集めるのは参加側の責任であり、資格がないエントリーはいかなるタイミングであってもその権利を失う」となっている。

第68回エミー賞授賞式は9月18日に行われる。(海外ドラマNAVI)

Photo:ピーター・マクニコル
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