"引退"宣言のリル・ウェインをクリス・ブラウンやドレイクがサポート

人気ラッパーのリル・ウェインが、立て続けに"引退"を思わせるコメントをTwitter上に投稿したことにより、その今後に注目が集まっている。そんな中、彼と親しいアーティストたちが支援するコメントを発表した。米Entertainment Weeklyが報じている。

きっかけとなったのは、今月3日にリルが投稿した「もう守れる手段がないし、気持ちは折れた。綺麗さっぱり去ろう。ファンには感謝しているが、やれることはやったんだ」「同情を求めているんじゃない。俺は落ち着いているよ」というツイート。レーベルのキャッシュ・マネーと対立状態にあると伝えられていたため、これらの言葉から彼が引退を考えているのではと憶測が広まっていた。それを受け、交友がある人気アーティストたちがリルへの奨励メッセージを送っている。

人気歌手のクリス・ブラウンは画像共有サイトInstagramに、「リルは何度も俺のことを助けてくれたし、インスパイアされてきた。"生きている中で最高のラッパー"は永遠だ!! ラッパーたちはどうやって始まるのかさえ分からなかったはずだ。みんな彼の教え子で、辞めてほしくないだろう!!」と、リルのラッパーとしての功績を称え、これからも活動を続けてほしいと訴えた。

また、リルが立ち上げたヤング・マネー・エンターテイメントに所属する人気ラッパーのドレイクも、Instagramにメッセージを投稿。「ボスのリル・ウェイン。俺たちはあなたが勝負に勝つまで戦い続ける。自由に音楽を、そして心に平和を。横でいろいろ言っているやつのことは知らないが、今の俺があるのはあなたのおかげだ。これからの人生でできることはすべてやって恩返しをしていくよ。ヤング・マネーは不滅だ」と、リルへの感謝の気持ちと、ともに戦っていく覚悟を綴っている。

2014年、リルは発売を予定していたアルバム「Tha Carter V」がリリースされない原因について、「キャッシュ・マネー・レコードがリリースを阻んでいる」とTwitterで報告。2015年にはアルバムにかかる契約料など、未払い分5100万ドル(約51億円)の支払いを求めていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:2011年、BETアワードでベスト・コラボレーション賞を受賞したリル・ウェインとクリス・ブラウン
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