(※この記事は『ブレイキング・バッド』のネタバレを含みますのでご注意ください)
大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』で主人公ウォルターの義弟ハンクを演じたディーン・ノリスが、自分の死に際のシーンがお気に入りだと語っている。米TV Lineが報じた。
本シリーズは、末期癌を宣告された化学教師のウォルターが家族に遺産を残すため、専門知識を活かして純度の高いドラッグを精製し、次第に麻薬の世界でのし上がっていく姿が描かれる作品。麻薬捜査官のハンクは、ウォルターの助手トッドの叔父でネオナチ集団のメンバー、ジャックによって射殺されてしまうが、ハンクはジャックに命乞いをせず、麻薬捜査官としての誇りを最後まで見せつけていた。
そのシーンを振り返ったディーンが、インタビューで次のように語っている。「お気に入りのシーンなんだ。そのシーンを撮影する2年前に、(クリエイターの)ヴィンス・ギリガンが僕を脇に呼んで、"ハンクの最後はこうなる"と教えてくれた。"ハンクは死ぬけど、威厳を持った最期になる"ってね。だから"最高だ!"って言ったんだよ」とコメント。
ハンクのラストシーンの撮影はあっという間だったとのことで、「重要なパートはワンテイクでキメた。カメラは3台回っていて、1台目はネオナチで2台目はウォルターに向けられていたから、"もう1台は一瞬だけでも僕に向けてくれないか"と監督に言ったら、同時に3台ともハンクを映してくれたんだ」と、撮影の様子について述べている。
『ブレイキング・バッド』終了後、ディーンはSFサスペンスドラマ『アンダー・ザ・ドーム』やNetflixの『Girlboss ガールボス』、米TNTで放送が開始したばかりの新作ドラマ『Claws(原題)』などに出演している。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブレイキング・バッド』
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