『サバイバー:宿命の大統領』インタビュー【6】マギー・Q(ハンナ・ウェルズ役)「キーファー効果は絶大。陰謀ではすごく刺激的な展開が見られるはずよ」

スーパー!ドラマTVにて12月4日(火)より放送中のヒューマンドラマ『サバイバー:宿命の大統領』。『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドが主演・製作総指揮を務める本作は、大統領以下の閣僚が爆弾事件で一斉に命を落としたことで思いがけず大統領に任命された「指定生存者」、トム・カークマンの奮闘を描く。そのキャスト、スタッフが語るインタビューを全8回にわたってお届け。第6回は、爆弾事件を追うFBI特別捜査官ハンナ・ウェルズを演じるマギー・Q

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――第1話ではどんなことが起こりますか?

私が演じるのはFBI特別捜査官よ。第1話では議会議事堂が爆撃されるという恐ろしい出来事が起こって、「指定生存者」に指名されていた人物が事実上、大統領となって政府を存続させるために指揮を執ることになる。彼は継承順位が13番目ぐらいの微妙なラインにいて、大統領になる準備なんてまったくできていなかった。そうやってアメリカは未曾有の大混乱に陥るの。第1話では国家にとって最悪の事態が起こってしまうわ。キーファーが、大統領になるなんて考えたこともなかったにもかかわらず大統領となって奮闘する役を演じているの。私はFBIとして、この事態を阻止することが責務だったのに、自分たちが任務にあたる中であってはならないことが起きてしまって、鬱屈とした空気に包まれる。何をどうすればいいかわからない状況の中で、FBIは途方もない捜査を開始するの。

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――あなたが演じるキャラクターについて教えてください。

タフさもあるけど物静かで自信のある女性ね。大声で怒ったり、情報を無理に得ようしたりすることもない。彼女は頭が良くてしたたかで経験も豊富なの。おそらく経験に関してはすごく自信があるんでしょうね。熱気に満ちた若手捜査官ってわけじゃなくて、自分のやるべきことは承知していて一目置かれているけど、危険を冒す場合も結構あるから締め出されることも多い。一筋縄ではいかない二つの側面を楽しんで演じているわ。やらなきゃならない任務がある一方で、個人的には大切な人を失ってしまった。彼女はその折り合いをつけなければならないの。仕事に個人的な感情を持ち込んではいけない。深刻な事態が発生して仕事に集中しなければならないけど、彼女にとってはすごく辛い状況なのよ。

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――どんな役作りをされたのですか?

ワシントンD.C.からコンサルタントが数週間おきに参加してくれるので、役作りする上でとても助けになっているわ。FBIで働く人たちの話を聞いたり自分で下調べしたりして基礎的な役作りはできた。彼らの日々の任務をしっかり把握したいし、彼らがどう政治と関わっているのか、日常レベルではどんな人と関わっているのかを理解したい。彼女はまさにそんな世界にいる人間だから。

――出演を決めた理由は?

脚本は冒頭から素晴らしかったわ。ただ脚本を読んだ後、地上波TV局の大作ドラマにもう一度出演することには悩んだの。だって(『NIKITA/ニキータ』『STALKER:ストーカー犯罪特捜班』出演により)どれほどの大きな覚悟が必要かわかっているから。

踏ん切りがついたのは、(企画・製作総指揮を務める)デヴィッド(・グッゲンハイム)の作品に対する熱意や構想や情熱に心を動かされたからよ。彼は自分がやりたいからこの脚本を書いた。こんなストーリーが書けることを証明するためにね。私に出演料を支払うためでもなければ、ただ成功して他のドラマを作るためでもない。これまで映画界で仕事をしてきた彼がテレビドラマを手掛けるのは今回が初めてなの。こんなことを言ってたわ。「大好きなジャンルだからやりたいんだ。自分にも書けることを証明したいんだ」ってね。そして彼は実現させた。彼は自分自身を驚かせ続けるような、山の頂にたどり着いたらまた別の山に登るタイプの人間なのよ。私はそんな彼をすごく尊敬しているし、ハリウッドについて誰が何を言おうとも、結局のところ、私は素晴らしい人たちと一緒に仕事がしたい。ハートを持った人たちとね。彼はそんな優秀な人の一人なの。

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――なせ視聴者はこのドラマを見たくなるのでしょう?

キーファーが出演するからよ。彼が再びテレビドラマに出るなんて興奮するじゃない。でもキーファーも迷いがなかったとは思わないわ。地上波TV局のこんな大作ドラマに1シーズンまるごと出演するなんて、きっと『24 -TWENTY FOUR-』の時の大変な日々を思い出したはずよ。長期間の撮影になるけど、彼と話をした時にこの作品の最高のリーダーだって思った。彼はこのドラマのコンセプトを心から信じているし、登場するキャラクターに愛着を持って意欲的に取り組んでいる。彼はこの番組の最大の魅力だから、彼のおかげでひとたび視聴者を引き寄せられれば、視聴者は彼だけじゃなくすべてのキャラクターを気に入ってくれると思うわ。特に陰謀にまつわる部分は、デヴィッドがすべてのキャラクターを絡めたストーリーに見事に作り上げてくれているから、すごく刺激的な展開が見られるはずよ。

<『サバイバー:宿命の大統領』インタビューリレー>
【1】キーファー・サザーランド(トム・カークマン役)「本作を通してアメリカがどうなっていくかを表現したい」
【2】エイダン・カント(アーロン・ショア役)「キーファーのことをじっと見てるよ。よく観察してるんだ」
【3】イタリア・リッチ(エミリー・ローズ役)「"ジャック・バウアー"にやかましく言うシーンの撮影はクレイジーだったわ」
【4】カル・ペン(セス・ライト役)「新しい大統領との、おそらく史上最悪の対面だと思う」
【5】ラモニカ・ギャレット(マイク・リッター役)「この主人公はいつのまにか腐敗してしまうような人間じゃない」
【7】ナターシャ・マケルホーン(アレックス・カークマン役)「『24』を一度も観たことがなくて良かったわ」
【8】マーク・ゴードン(製作総指揮)「キーファーの"普通"の人間役に視聴者も納得してくれると確信している」

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『サバイバー:宿命の大統領』はスーパー!ドラマTVにて放送中。
[二]毎週火曜 22:00~ ほか
[字]毎週火曜 24:00~ ほか
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Photo:『サバイバー:宿命の大統領』
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