米CBS All Accessで、『新スター・トレック』のジャン・リュック・ピカード艦長のその後を描くスピンオフ版が製作され、パトリック・スチュワートが同役で続投するとのニュースは当サイトでお伝えしてきたが、その詳細が明らかとなった。米Screen Rantが報じている。
気になるスピンオフ版は、TV映画『新スター・トレック』シリーズの最終章『ネメシス/S.T.X』の20年後が舞台となり、ピカードは全く別人になっているという。新シリーズで製作総指揮を務めるアレックス・カーツマンによると、スピンオフ版では、J・J・エイブラムスが手掛けた2009年公開の映画『スター・トレック』で描かれた、ロミュラン星の崩壊にも触れるとのこと。
現時点で、ピカード艦長以外に登場するとされているメインキャラクターは6人。1人目は、30代の黒人女性で夫を亡くしたコニー。彼女は、故郷の惑星で死刑判決を逃れた傭兵パイロット。2人目は、30代のハンサムな男性で危うい道徳観を持ったローレンスは、ピカード艦長が任務を引き継いだ宇宙戦艦のパイロット。
3人目は、ドクター・スミスは工学や戦術、医学的問題や緊急事態に至るまで乗組員を助けるホログラム。4人目となるロムラン人で17歳のケーズバーはメインキャラクターの中では最年少。今を生きるタイプで感情の起伏が激しいが、ピカードに忠誠を尽くして任務は真剣にこなしているという役どころだ。
5人目に、20代の女性インディラは、頭の回転が速く運動神経が抜群だが精神的には未熟で、少々社会性に欠けるというキャラクター。最後に50~60代の女性アラナは優秀な分析官で、諜報員だった彼女は、職業上と私生活における損失が心に重くのしかかっているという設定だ。
役どころは明らかにされていないが、『ブラインドスポット タトゥーの女』や『HAWAII FIVE-0』のミシェル・ハードと、『マスケティアーズ/パリの四銃士』や『サルベーション -地球(せかい)の終焉-』では、主人公ダリウスを演じたサンティアゴ・カブレラの出演が決まっている。
すでに、『新スター・トレック』をはじめとする複数のシリーズで、ウィリアム・T・ライカー役でも出演しているジョナサン・フレイクスが、スピンオフ版に携わることが決定。『クワンティコ』や『GOTHAM/ゴッサム』でエピソード監督を務めたハネル・M・カルペッパーが、パイロット版でメガホンを取ることも決まっている。
CBS All Accessは、2017年に放送スタートした『スター・トレック:ディスカバリー』の成功を受け、本ユニバースを拡大するべく複数のプロジェクトを始動。ピカードのスピンオフ版のほか、『ディスカバリー』でミシェル・ヨー演じるフィリッパ・ジョージャウ船長を主人公にしたシリーズの製作も発表され、新作アニメシリーズ2本の企画も進んでいると報じられている。
『スター・トレック:ディスカバリー』は、シーズン1&2がNetflixにて配信中。『新スター・トレック』見どころや視聴記録は、海外ドラマNAVI作品データベースをチェック!(海外ドラマNAVI)
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パトリック・スチュワート&ミシェル・ハード&サンティアゴ・カブレラ
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