【ネタばれ】米HBOドラマ版『ウォッチメン』にバットマン登場!?

2009年に映画化もされたDCの人気コミックス「ウォッチメン」をアレンジした、米HBOのドラマ版ミニシリーズ『ウォッチメン』では、「もしもロバート・レッドフォードが政権を取っていたら?」「ベトナムが米国の51番目の州になっていたら?」といった大胆な設定で物語が進行する。そして、そのドラマ版にはDCを代表する人気スーパーヒーローであるバットマンが密かに登場していたようなのだ。米Comicbook.comが報じている。(※本記事は、ドラマ版『ウォッチメン』のネタばれを含むのでご注意を!)

HBOの公式ウェブサイトにある『ウォッチメン』の関連サイト「Peteypedia」は、シリーズに登場するデイル・ピーティーFBI捜査官が捜査中に取ったメモを辞書風にまとめたページだ。

劇中では、元警官アンジェラ・エイバー(レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』)は、彼女が幼少時代に憧れた映画の女スーパーヒーロー、シスター・ナイトにインスパイアされて、マスクを付けた自警団員として活動しているとの説明がある。そして、「Peteypedia」によると、シスター・ナイトはDCコミックス「ミニッツメン」に登場するキャラクター、シルエットのパロディだと記されているのだ。

それだけでなくピーティー捜査官のメモには、HBOの『ウォッチメン』のユニバースにはドクター・マンハッタンを真似たアフリカ系スーパーマンが存在し、アフリカ系のバットマンがナイトオウル(コミックス版「ウォッチメン」のキャラクター)をパロディにしているとも書かれているとのこと。

また、コミックスでも一代目ナイトオウルのホリス・T・マイソンはファントムの模倣で、二代目のダン・ドレイバーグはバットマンのパロディとなっているそうだ。

本国で10月20日より(日)放送中のドラマ版では、1921年5月31日から6月1日にかけてオクラホマ州タルサで実際に起きた、白人の住民たちが暴力行為によってアフリカ系アメリカ人を排除しようとした事件が大きくフィーチャーされており、白人至上主義グループの台頭など人種差別・問題が色濃く描かれている。

日本で『ウォッチメン』は、スターチャンネルで放送開始。【STAR2 字幕版】は2020年1月31日(金)から毎週金曜よる11時より、【STAR3 二ヵ国語版】は2月5日(水)から毎週水曜よる10時よりスタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォッチメン』©2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.