米NBCが来季(2026~2027シーズン)に向けて、8本の新作ドラマを進めていたことは以前お伝えした通り。この度、そのうち半分の4本のシリーズ制作が発注され、残る4本は見送られた。米Deadlineが報じている。
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近年最多のパイロット発注本数ながらも4本は見送り
今回発注されたパイロットは合わせて8本と、パンデミック以来最も多い本数だったが、そのうち4本のシリーズ化が決まった。GOサインが出たのは下記の4本。
NBC 2026-27 Series Orders: Dramas ‘Rockford Files’ & ‘Line Of Fire’, Comedies ‘Sunset P.I.’ & ‘Newlyweds’https://t.co/nBD8NwqWMf pic.twitter.com/K6JnK7NKtD
— Deadline (@DEADLINE) May 8, 2026
■『The Rockford Files(原題)』
1970年代の人気ドラマ『ロックフォードの事件メモ』リブート版となる『The Rockford Files(原題)』は、機知に富み世俗に倦む、万年一文無しの私立探偵ジェームズ・ロックフォードが主人公。犯していない罪で服役し仮釈放されたばかりのジェームズは、私立探偵としての生活に戻り、持ち前の魅力と機知を駆使しながらロサンゼルス周辺で起こる事件を解決していく。チャーミングで無骨な外見の裏に、揺るぎないモラルを秘めたキャラクターだが、彼が正義を追求するほど、地元警察と組織犯罪の両方から標的にされる…。
主人公を『BONES』のシーリー・ブース役で知られるデヴィッド・ボレアナズが演じ、ロックフォードとかつて恋愛関係にあった刑事ケイト役に、デヴィッドと『SEAL Team/シール・チーム』で夫婦役を演じたミカエラ・マクマナスが起用された。
■『Line of Fire(原題)』
当初は『Protection(原題)』というタイトルだったがのちに『Line of Fire(原題)』に変更。法執行機関に所属する一家が、個人的な対立や職務上の垣根を越えて協力しながら、FBIや連邦保安官局、シークレットサービス、司法省に関わる事件に挑む。
『クワンティコ』のクリエイターが手掛けるサスペンスドラマで、『9-1-1:LA救命最前線』のボビー・ナッシュ役でおなじみのピーター・クラウスの新たな主演作。
■『Sunset P.I.(原題)』
『Sunset P.I.(原題)』は、『ブルックリン・ナイン-ナイン』制作陣によるロサンゼルスを舞台にした私立探偵コメディ。レイモンド・チャンドラーが生んだ探偵フィリップ・マーロウの系譜を継ぐ主人公ミッキーは、頭が切れる皮肉屋で、実は深く傷ついているが、それを隠そうとしている人物。事件解決の才能を持つ私立探偵で、3年前に人生が崩壊するまではLAPDの警官だった。
ミッキー役にジェイク・ジョンソン(『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』)が扮し、ミッキーのボスであるガーナー・タガート役をキース・デヴィッド(『DUSTER/ダスター』)が演じる。
■『Newlyweds(原題)』
シットコム『Newlyweds(原題)』は、タイトルの通り新婚夫婦の物語。ゲイル・ラーナー(『ウィル&グレイス』)が脚本を執筆する同作は、対照的な性格の熟年の男女が、電撃的な交際を経て衝動的に結婚する姿を描くラブストーリー。『マダム・セクレタリー』で夫婦役を演じ、のちに実生活でも結ばれたティア・レオーニとティム・デイリーが主演する。
ジニーは、自由奔放な魂を持つ女性。一方トニーは、少し理屈っぽく堅物な教授。最近離婚したばかりのトニーは、バレーパーキングで偶然出会ったジニーの美しさと気質に一瞬で魅了され、そのまま夕食をともにする。トニーはやがて、ジニーとの生活が自分が愛した静かなインドア派のライフスタイルとはほど遠いものだと気づくが、彼女のいない人生を歩むくらいなら自らの生き方を変える方が賢明だと確信し、新たな生活へと踏み出していく。
これら4本と違ってシリーズ化にこぎ着けなかった残る4本――『BONES』のテンペランス・“ボーンズ”・ブレナン役でブレイクしたエミリー・デシャネルが『マインドハンター』にインスピレーションを与えた実在の犯罪プロファイラーをもとにしたキャラクターに扮する『Key Witness(原題)』、ヒットメイカーのディック・ウルフが贈る犯罪捜査ドラマ『What The Dead Know(原題)』、ダニエル・トゥルッソーニのベストセラー小説「ゴッド・パズル-神の暗号-」シリーズをもとに『スリーピー・ホロウ』の脚本家がショーランナーを担う『Puzzled(原題)』、ケイティ・セイガル(『サンズ・オブ・アナーキー』)とジェーン・リンチ(『Glee/グリー』)が出演・製作を務めるシットコム『Jill & Ginger(原題)』――は、パイロットより先に進むことはできなかった。
『The Rockford Files』は主演のデヴィッドの自信に満ちた態度とドライなユーモアを兼ね備えた演技が、『Line of Fire』は一話完結型の捜査ドラマと連続するミステリー、家族ドラマを巧みに組み合わせた構成が、それぞれ高く評価された。『Sunset P.I.』は企画当初から評判が良く、パイロット版制作まで順調に進行。『Newlyweds』は『Jill & Ginger』と最後まで競り合ったが、実生活でも夫婦であるティアとティムが主演し、製作総指揮のジェイミー・リー・カーティスがゲスト出演で印象的な演技を見せた前者に軍配が上がったという。
情報筋によると、NBCのシリーズ化が4作品だったのは、今季の打ち切りが2本(『Brilliant Minds(原題)』『Stumble(原題)』)に留まり放送枠として4本しか確保できなかったため。あと1枠でも空きがあれば、『Key Witness』のような女性が主役のドラマが採用されていた可能性は高い。エミリー主演の同作は、現在ほかのネットワークに売り込み中とのこと。また、『What the Dead Know』は再構成となる可能性も議論されている。
主演コンビ(デヴィッドとエミリー)の明暗が分かれた『BONES』は全12シーズンがDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)








