世界中で長年ファンを魅了し続ける『スター・トレック』シリーズから、あるキャラクターのアクションフィギュアが製造されることになった。米Entertainment Weeklyが報じている。
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『ディープ・スペース・ナイン』ノーグが単独で商品化
気になるそのキャラクターとはノーグ。故アロン・アイゼンバーグが演じたキャラクターで、『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』(以下『ディープ・スペース・ナイン』)に登場するフェレンギ人だ。全7シーズンの同シリーズ当初は主にコメディパートを担当するような役(売れないカルダシアン製のヤモクソースと誰も理解していない自己密封式ステムボルトを交換するといった取引に巻き込まれるなど)として登場したが、時が経つにつれ重要性を増し、社会的・身体的な困難に直面する中でそのストーリーが深まっていった。ノーグを主役にした第160話「ペーパームーンに抱れて-戦争の影パートII」は、物語の舞台である24世紀でもまだ迅速な治療法がないPTSD(外傷後ストレス障害)をストレートに描いた作品で、多くのファンから歴代最高のエピソードの一つとされている。
『ディープ・スペース・ナイン』が放送されていた1990年代、『スタトレ』ファンは頑張ればノーグのグッズを手に入れることはできたが、勇敢な若きフェレンギ人である彼は十分な評価を得られなかった(例えば、ノーグの小さなフィギュアは存在したが、マックス・グロデンチック演じる父親ロムのフィギュアに付属品として同梱されていた)。しかしこの度、ライセンス取得済の商品メーカー、ナセル・カンパニーが、単独としては初めてノーグのアクションフィギュアを制作した。
2019年に50歳で死去したノーグ役のアロンは、妻マリッサ・ロンゴによると、自身のキャラクターからこのようなフィギュアが作られることを願っていたという。「ノーグはいつも問題を引き起こす、(父)ロムのアクセサリー的な存在だったけど、みんなの家にいるべき存在なの」と、ナセル社の動画でマリッサは笑いながら語る。ナセル社がリリースするノーグのフィギュアには「大胆な者を好む(Favor the Bold)」というサブタイトルが付けられており、これは『ディープ・スペース・ナイン』シーズン6のアクション満載のエピソード(原題が「Favor the Bold」、邦題は「ディープスペース・ナイン奪還作戦パート1」)を参考にしている。
ナセル社はノーグのほかにも、『スター・トレック』シリーズから厳選したフィギュアを展開中。そのラインナップには、『スター・トレック2/カーンの逆襲』で逃げ出した候補生ピーター・プレストン(アイク・アイゼンマン)、『スター・トレック エンタープライズ』のジョナサン・アーチャー(スコット・バクラ)、『スター・トレック/ヴォイジャー』のトゥヴィック(トム・ライト)がある。
『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』全7シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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