シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めるNetflixのスパイ・アクション・シリーズ『FUBAR』が、配信済みのシーズン2をもって打ち切りとなった。シーズン2の配信開始からわずか1か月半後の非情な決定は、その視聴者数の伸び悩みが原因と見られている。
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『FUBAR』は好調なスタートから一転、視聴者離れが加速
『FUBAR』は、2023年5月にシーズン1が配信されると、シュワちゃんの圧倒的なスターパワーを武器に、鮮烈なデビューを飾った。しかし、シーズン1から2年以上を経てようやく配信されたシーズン2は、意外にも軟調なスタートに。
配信初週の視聴者数は、シーズン1プレミア週末の約1,100万回視聴から大幅に減少し、わずか220万回視聴でNetflixの英語シリーズTOP10の最下位に辛うじて滑り込んだ。その後のピークも330万回視聴にとどまり、シーズン2は3週間でTOP10圏外へ。この視聴者離れが、今回の打ち切りへとつながったようだ。
相次ぐ人気シリーズの継続と、異例のキャンセル
2025年に入ってからのNetflixは、約20本の脚本付き番組を更新しており、1シーズン完結として制作されたリミテッドシリーズ『大地の傷跡』やシェーン・ギリスのコメディ『タイヤーズ ~それでも回るよ人生は~』など、人気作の継続が相次いで発表されている。そんな中で、『FUBAR』の打ち切りは異例の事態といえる。
同じくシーズン2で打ち切りとなったアクションドラマ『ザ・リクルート』や、新作の医療ドラマ『パルス』、マーダーミステリーの『ザ・レジデンス』に続くキャンセル事例となった。シュワルツェネッガーとオスカー候補のモニカ・バルバロ(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)という豪華キャストを擁しながらも、視聴者の心をつなぎとめることができなかったのが、シリーズ完結の最大の理由だろう。
『FUBAR』全2シーズンはNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)