ロングラン人気犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』では、これまでに数多くの悪役が登場したが、米Screen Rantが「シーズン23でカムバックしてほしい悪役」と、その理由を挙げているので紹介したい。
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『NCIS』シーズン23はダークな展開に?パーカーがギブスに酷似する可能性
アメリカで先月放送された『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』のシ …
マクギーが救ったあの人…
これまでに『NCIS』では、テロ組織に武器を提供していたセルゲイ・ミシュネフや、NCIS職員を殺害したジョナス・コッブ大尉など印象的な悪役が描かれたが、Screen Rantが「シーズン23でカムバックしてほしい悪役」に選んだのは、シーズン21&22に登場したフレッチャー・ヴォス(『BONES -骨は語る-』のT・J・サイン)だ。
ヴォスは、IT企業バンディアム社のCEOで、シーズン21ではヴァンス局長が狙撃された原因を作った人物で、シーズン22で控訴により釈放された。そのエピソードで、彼は真犯人に狙われるまで殺人容疑者として扱われたが、最終的にチームは彼が改心したと確信。マクギーは、重傷を負ったヴォスの命を救うために輸血を行い、最後は二人が団結を示す友好的なシーンで締めくくられた。
マクギーは、ヴォスを友人のように扱った唯一のチームメンバーだったため、ヴォスが復帰するならマクギーを通してになる可能性が高い。そして今、ヴォスを再登場させるべき最大の理由は、シーズン22におけるオールデン・パーカーと悪役カーラ・マリノの対立に関係してくる。
シーズン22最終回では、パーカーとカーラが互いの大切な人を失わせる原因となり、二人の間に燻っていた憎しみの炎がさらに燃え上がった。カーラが復讐を果たした今、シーズン23ではいよいよパーカーの番となり、彼が報復に動き出す可能性が高い。
パーカーが復讐の道を選ぶか、あるいは法に則った正義を求めるかにかかわらず、カーラの壮大な計画は、NCISチームを新旧さまざまな悪人たちと再び接触させることになるかもしれない。
カーラは裏社会の支配を完全に掌握するため、ライバルたちを一斉に排除する寸前までいっており、もし彼女がその計画を続けるなら、NCISが犯罪者たちを保護するために、時には彼らと協力せざるを得なくなるだろう。そして悪役の中には、NCISチームと独特の関係を築き、物語に再登場すれば非常に面白い展開になりそうな人物がいる。
それが、他でもないフレッチャー・ヴォスだ。パーカーの復讐心は個人的なレベルまで達しており、カーラを倒すためなら誰とでも手を組む覚悟がありそうだ。ヴォスは天才プログラマーではないかもしれないが、人の動きを追跡するために使えるテクノロジーのリソースやコネクションを持っている。したがって、シーズン23にヴォスが再登場し、NCISチームと手を組む展開は十分にあり得るだろう。彼の曖昧な道徳観が、今回ばかりは味方として機能するかもしれない。
果たして、シーズン23でヴォスのカムバックとなるだろうか。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~21はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)