『FBI』新スピンオフ、本家でのお披露目は中止!?

人気ドラマ『FBI:特別捜査官』の新たなスピンオフ、『FBI: CIA(仮題)』が進められていることは当サイトでも以前お伝えした通りだが、その計画がやや変更となるようだ。

主要キャストがなかなか決まらず…

2020年、2021年に誕生したスピンオフ2作、『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』『FBI:インターナショナル』に続くスピンオフ第3弾は、真面目で献身的なFBIエージェントと抜け目のないCIAエージェントが、ニューヨーク市内とその周辺での国内テロを解決し、防止するための新しい秘密タスクフォースの一員になる…というストーリー。米CBSで現在放送中の『FBI:特別捜査班』シーズン7の中で、バックドアパイロットとしてこの新シリーズのキャラクターがお披露目されることになっていた。

しかし、今年1月下旬の制作決定からおよそ2ヵ月が経ったこの度、米Deadlineが報じたところによれば、バックドアパイロットは止めて、2025~2026年シーズンの新シリーズとして、パイロットを経ずにシリーズ化するという。

計画が変わった背景には、キャスティングの難航があるようだ。当初の想定では『FBI』本家シーズン7の第19話がバックドアパイロットとなるはずだったが、登場する3人の新キャラクター(前述したFBI・CIAエージェントの主人公コンビを含む3人のレギュラーキャスト)の配役が固まらなかったことから、第20話、第21話…とどんどん後ろ倒しに。そうこうしているうちに本家シーズン7の撮影が終了に近づき、バックドアパイロットを作るという考えを変更することに。

3月上旬に『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』と『FBI:インターナショナル』の打ち切りが決まったことから、この新スピンオフがシリーズ化されることはほぼ確実に。なお、仮タイトルの『FBI: CIA』は、アメリカ国内・国外をそれぞれ担当するはずの二つの組織名が並記されたこともあってか賛否両論を巻き起こしているそうで、違うタイトルに変わる模様。

本家でオマル・アドム・“OA”・ジダンを演じるジーコ・ザキは、バックドアパイロット版の脚本を一足早く確認。「すごくすごくすごく良く書かれている。FBIとCIAの捜査官たちのやり取りがこれまでとは違うダイナミックな展開を生み出して、本当に面白くなりそうだよ」と絶賛していたが、形が変わっても初回のストーリーは踏襲されるのだろうか。

シリーズの生みの親であるディック・ウルフと『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』ショーランナーのデヴィッド・ハジンスが脚本と製作総指揮を兼任。ニコール・パールマン(『名探偵ピカチュウ』)、元CIAのデヴィッド・チャスティーン(『バック・イン・アクション』)も製作陣として名を連ねる。

『FBI:特別捜査班』はシーズン1~5がHuluにて配信中。『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』はシーズン5がWOWOWにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信中。シーズン1~4はHuluにて配信中。最終章シーズン6の上陸は未定。残念ながら最終章となる『FBI:インターナショナル』シーズン4はWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて4月1日(火)23:00よりスタート(※第1話無料放送)。シーズン1~2はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)U-NEXTHuluにて配信されている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline