
米CWのDCドラマ『ARROW/アロー』に主演し、アローバースを牽引したスティーヴン・アメルが、シーズン8をもって番組を降板した理由は何だったのだろうか?
プライベートとキャリアにとって最善の選択
2019年、スティーヴンは自身のFacebookに、『ARROW』が全10話のシーズン8をもって終了する本当の理由に言及した。スティーヴンは動画の投稿で、「家族、特に妻のカサンドラと5歳の娘マーヴェリックは、信じられないほど長い間耐えてくれた。そのことに感謝したい。この決断の大きな理由のひとつは、自分が今や父であり夫であること、そして自分の人生や関心の多くが、もはやバンクーバー(『ARROW』のロケ地)にはないと感じているからなんだ。個人的にもキャリアにおいても、それが最善の選択だと考えた」と心境を吐露していた。
またスティーヴンは、シーズン6の途中で降板を決めて、シーズン7で番組を去るつもりだと示唆していたことがあった。しかし、クリエイターのグレッグ・バーランティにシーズン8で終わせようと説得されたと、こう説明している。
「(CW社長の)マーク・ペドウィッツと(WBTV社長の)ピーター・ロスに正式に伝える前に、彼(バーランティ)と1カ月話し合いました。彼に、“じっくり考えてみてくれ。話し合おう。一度幹部に話を通してしまったら、もう後戻りは出来ないからね”と言われたから、その時はよく考えました。シーズン7でシリーズが終わると思っていたけど、グレッグは僕よりも賢くて、シーズン8を短い話数にするという素晴らしいアイデアを考えたんです」
スティーヴンは、もっと早く番組を降板したかったようだが、バーランティに説得され、ファンが納得できる形で『ARROW』の幕を下ろすことにしたようだ、
シーズン8の最終話は2020年1月に放送され、その後、『SUPERGIRL/スーパーガール』や『THE FLASH/フラッシュ』といったDCドラマも次々に終了し、CWで一時代を築いたアローバースは終焉を迎えた。
『ARROW』の放送終了後、スティーヴンはレスリングドラマ『ヒール:レスラーズ』に主演し、人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』の新スピンオフドラマ『Suits: L.A.(原題)』に主演中。日本への上陸が待たれる新作ドラマは、米NBCにて2月23日に放送が始まったばかりだ。
『ARROW/アロー』は、Amazonプライムビデオにてレンタル配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:© 2018 Warner Bros. Entertainment, Inc