『ハドソン&レックス』のシェパード犬、シーズン7の制作中に永眠
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カナダ発の警察ドラマ『ハドソン&レックス ~セントジョンズ警察シェパード犬刑事』でシェパード犬刑事のレックスを演じたディーゼルが、シーズン7の撮影中に永眠したことが明らかとなった。

 

愛嬌たっぷりのレックスが事件を解決!

『ハドソン&レックス』は、1994年にオーストリアで放送が開始され、30年以上愛される『レックス~ウィーン警察シェパード犬刑事~』のカナダ版リメイク。爽やかでスタイリッシュな刑事チャーリー・ハドソンと、賢くて勇敢、それでいて愛嬌たっぷりのレックスが事件を解決していく人気シリーズだ。

米Peopleによると、シェパード犬刑事のレックスを演じたディーゼル・フォン・ブルギムワルドは、シーズン7の製作中に末期がんと診断されて亡くなったという。

ディーゼルのトレーナーで飼い主だったシェリー・デイヴィスは、2017年に著名なジャーマンシェパードのブリーダーを訪問した時に、“レックス”と運命の出会いを果たしたそうだ。ディーゼルを引き取った数カ月後、『ハドソン&レックス』のプロデューサーがデイヴィスの施設を訪れ、犬たちとカメラテストを開始。その結果、ディーゼルがレックス役に選ばれ、2カ月の訓練を経て撮影に入ったとのこと。それから6シーズンにわたり、ディーゼルはレックス役を演じ続けた。

デイヴィスはディーゼルの性格について、「今まで出会った中で、一番おっとりした優しい性格でした。すごく感情に敏感で、魔法のような存在でした」と回想。さらに愛犬との辛い別れについて、こう語っている。「レックスとディーゼルを世界と分かち合いましたが、私にとっては魂の一部でした。7年間、彼は24時間365日私と一緒にいましたからね。私の傍を離れたことはありませんでした。ディーゼルの同伴なしでどこへも行かなかったから、心が張り裂ける思いです」

『ハドソン&レックス』ではシーズン7より、ディーゼルの甥にあたるディロンとダンテがレックス役を引き継いでいる。2匹とも出演前に、2年間にわたって訓練を受けており、カナダのCitytvでシーズン7が放送中だ。

ディーゼルの遺作となった『ハドソン&レックス ~セントジョンズ警察シェパード犬刑事』シーズン6は、3月17日(月)よりアクションチャンネルで日本初放送。(海外ドラマNAVI)

 

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