米AMC製作による傑作クライムドラマ『ブレイキング・バッド』。絶大なファンの支持を獲得していたにも関わらずシーズン5で幕を下ろした理由はなんだったのか。CBRが伝えている。
継続の可能性について話し合ったが…
2008年から2013年にかけて放送された大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』。シーズン6まで続けることも可能だったに違いないが、シーズン5を持って終了。この決断は、結果的にクリエイターとファンにとってベストなものだったかもしれない。
クリエイターのヴィンス・ギリガンは、実際に継続の可能性について話し合いをしたそう。しかし最終的には鮮明に記憶に残る状態のまま終わらせるほうがいいという考えに落ち着いたのだとか。
「視聴者が急に去っていって、“まだやってたんだ。昔はよく観てたよ。良い番組だったよね”って思われるのが怖かった。むしろ“今終わらないで!”と言われるほうが良かったんだ」と話すギリガン。「自分も含め、誰もが“ピークで舞台を去りたい。ピークを過ぎたくはない”と思っていた」と当時の心境を明かした。
こうした考えを持つようになった背景には、自身が脚本を担当していた『X-ファイル』での経験があるそう。『X-ファイル』は社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得したにも関わらず、長引かせすぎてしまったがゆえにクオリティや関連性が低下。ここから学びを得て引き際を判断したことでウォルトとジェシーの物語にふさわしい結末をもたらすことができたようだ。
『ブレイキング・バッド』終了後もスピンオフ『ベター・コール・ソウル』が成功を引き継ぎ、ファンを魅了。映画版も制作され、終了から10年以上経った今もなおファンを魅了し続けている。
『ブレイキング・バッド』全5シーズン、『ベター・コール・ソウル』全6シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ブレイキング・バッド』©2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.