【ネタバレ】『LAW & ORDER』コスグローヴはいかに去ったのか?

20シーズン以上続く長寿ドラマ『LAW & ORDER ロー&オーダー』にシーズン21から出演していたフランク・コスグローヴ刑事役のジェフリー・ドノヴァン(『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』)がシーズン22を最後に降板したことは、以前当サイトでもお伝えした通り。本国で放送されたばかりの新シーズン、シーズン23の第1話で、実際にジェフリー演じるフランク・コスグローヴがどのようにして去ることになったかが説明された。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。(※この記事は、シーズン23のネタバレを含みますのでご注意ください)

率直な発言によってチーム離脱?

米NBCにて1月18日(木)に放送されたこのエピソードでは、コスグローヴ役のジェフリーが抜けた代わりとしてヴィンセント・ライリー刑事役のリード・スコット(『Veep/ヴィープ』)が登場。コスグローヴが去ったという設定は、そんな新入りのライリー刑事とショウ刑事が交わした短い会話の中で語られた。「Freedom of Expression(原題)」と題された第1話のおよそ3分の1が経過したところで、ライリーはショウの相棒だったコスグローヴに何があったのかと尋ね、もともと彼を知っていて、いい刑事だったと話す。するとショウは、「立派な刑事だが、ちょっとやらかしたんだ」と発言。ライリーが「どういうことだ?」と聞くと、「今の時代、誰も率直な意見を言わないもんだ」とショウ。それを聞いたライリーは、「なるほどね。まあ、思ったことをそのまま言いにくい時代だよな」と彼に賛同する。

このエピソードのタイトルの意味が「言論の自由」であることを考えると、なんとも意味深なセリフである。コスグローヴ不在に対するこの説明が、彼のキャラクターに特化したものなのか、それとも単にこの回の事件と絡めて語られただけなのかは分からないが、上記のやり取りによってさらなる疑問が湧いてきたとも言えるので、シーズンが進むにつれて詳細が明らかになることを期待したい。

降板についてはジェフリー自身も何もコメントしておらず、放送局のNBCも公式な発表をしていないため、真相は不明。正確な理由はまだ不明だが、ジェフリーはクリエイティブな理由で降板させられたと言われている。ファンの間では、彼の降板が報じられる前からプロデューサーたちはすでに後任を探していたと考えられている。シーズン22で、コスグローヴ刑事は、相棒のショウとともに事件を追っている最中に撃たれて負傷。そのケガで死ぬことはなかったが、人生と仕事に対する考え方に大きな影響を与え、刑事としての自分の立場を考え直すほどだった。危険な職業で瀕死の重傷を負った後では、誰でも自分の立場を考え直すことになるのかもしれない。

『LAW & ORDER』シーズン10~21はAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米Cinema Blend米Movie Web