1980年に公開されたスティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督のホラー映画『シャイニング』。今もなお語り継がれるホラー史上最もアイコニックなシーンのあのセリフは、カットされていたかもしれないとScreen Rantが伝えている。
『シャイニング』アイコニックなシーン
冬の閉鎖されたホテルを舞台に、作家志望のジャック一家に起こる悲劇を描く『シャイニング』。主人公のジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンの怪演が際立っており、古典ホラーの代表として今も愛され続けている。
作中には“『シャイニング』といえば”といったアイコニックなシーンが数多くあるが、最も有名なのはジャックがバスルームのドアを壊し顔を覗かせ'Here's Johnny!'と言うシーン。演じたジャックのアドリブによって、最も引用される名台詞が生まれたが、衝撃的なことに最終カットに採用されなかった可能性が高かったという。
完璧主義の監督がアドリブを採用
具体的にこのことに言及したわけではないが、数十テイク撮るこだわりがあることで知られているキューブリック監督。加えて完璧主義でもあり、『シャイニング』でも脚本を何度も書き直し、時には三桁にも及ぶテイクが行われることもあったとか。バスルームのシーンも監督にとって納得のいくものにするために3日間かかったという。そんな監督がジャックのアドリブを採用し、それが映画史に残る名台詞になったのは奇跡といえる。
この台詞の元ネタはアメリカの人気深夜トークショー『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジョニー・カーソン』からきているもの。1962年から1992年まで放送されたこの番組内でホストのジョニー・カーソンがスタジオのカーテンを通り抜ける際に'Here's Johnny!'と紹介されていたところからきている。
Slash Filmなどの情報によると、監督があの台詞を残した唯一の理由は、当時キューブリック監督はイギリスに住んでいたため、このトークショーについて知らなかったから。きっとそれは現代の多くの観客も同じく。もし引用元を知っていたら、違う結果になっていたかもしれない。 (海外ドラマNAVI)
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Photo:映画『シャイニング』