『ユーフォリア/EUPHORIA』の製作総指揮に名を連ねている俳優のジェレミー・O・ハリスが脚本家たちのストライキによって影響を受ける可能性のある同作シーズン3について言及したとVarietyが伝えている。
「契約を結ぶべき」
2021年にトニー賞12部門にノミネートされた舞台「Slave Play(原題)」の脚本家として知られ、『エミリー、パリへ行く』などに出演する俳優としても活躍するハリス。実は『ユーフォリア/EUPHORIA』や『イルマ・ヴェップ』などでは製作総指揮として参加しており、多彩な才能を発揮している。
そんなハリスはいまハリウッドで起きている脚本家組合(WGA)のストライキについて、カンヌ国際映画祭で行われたトークセッション「ウーマン・イン・モーション」でコメント。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーCEOデイビット・ザスラフに対して「契約を結ぶべき」とストライキを終わらせ、『ユーフォリア/EUPHORIA』シーズン3もスケジュール通りに製作するための意見を示した。
「(クリエイターの)サム・レヴィンソンはスト破りをするような人じゃない」と話すハリス。「デイビット・ザスラフ、取引してくれ。それが『ユーフォリア』シーズン3について言うこと。取引をしてデイビッド。簡単なことだ。ただ話し合いの場に来ればいい」
『ユーフォリア』キャストを絶賛
2022年2月にシーズン2が解禁されて以来、ファンが首を長くして待っているシーズン3。今年中に撮影が開始される予定だが、ストライキによって延期になる可能性も。『ストレンジャー・シングス』などの人気シリーズでは、すでにスケジュールの遅延が発生している。
エンターテイメント業界では積極的に新しい声に耳を傾けるべきだという考えを持つハリスは、シドニー・スウィーニーほか『ユーフォリア』のキャストについて絶賛。「シドニーは特別な若い人だよ。モード・アパトーもね。今まで出会った中で最も勤勉なこうした若い女性たちの姿は僕により良い働き方を教えてくれた。彼らは自分の作品にとてもこだわりがあるし、とても影響を受ける」
さらにメインキャストのゼンデイヤについても「ゼンデイヤがいかにリーダー的存在かという話なしに『ユーフォリア』を語ることはできない」とコメント。「脚本のありとあらゆるシーンで彼女とサムが一緒に取り組んでいる。彼女は主演女優としてだけでなくプロデューサーとしても質問するんだ」と熱心に作品作りに関わっていたことを明かした。
いまだ収束の兆しは見えないストライキ。ファンが新シーズンを楽しめる日はいつになるのだろうか。
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Photo:『ユーフォリア/EUPHORIA』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.