大ヒット超常現象ドラマ『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』(以下『スパナチュ』)。本作の主人公である兄ディーンと弟サム・ウィンチェスターが、なぜ大雨でも傘をささないのか、その理由を何年も考えていたファンにクリエイターが公式見解を述べた。米Moviewebが報じている。
誰もが疑問に思ってた?
エリック・クリプキが製作した『スパナチュ』は、ジャレッド・パダレッキとジェンセン・アクルスが悪魔や幽霊などを狩る兄弟を演じている。シーズン1の第8話「蟲」では、雨の日にウィンチェスター兄弟が傘をさしている姿が描かれている。実はこのエピソードは、彼らが雨に濡れていない唯一のシーンであり、その後はずっと雨に濡れることになる。
そこであるファンがTwitterで、なぜ兄弟の元から傘がなくなったのか、クリプキを含む出演者に直接尋ねたところ、クリプキが回答。
そのファンの質問はこうだ。「ちょうど今、雨の中で犬の散歩をしていただけど、「蟲」のエピソードが傘を持つ兄弟を見た唯一のシーンだったことを思い出した。雨にずぶ濡れになるジェンセン(・アクレス)とジャレッド(・パダレッキ)は最高にクールだけど、二人には申し訳ない。そうしようと決めたのは、エリック・クリプキさんでしたっけ?」
するとそれに対してクリプキは、「(『スパナチュ』でも監督をしている)キム・マナーズが監督をしていた『X-ファイル』では、よく傘をさすシーンがあったから、大丈夫だと思ったんだ。でも彼に電話して、“兄弟たちは悪魔を怖がらないのに、雨を怖がるのか”と言ったんだ。それ以来、傘をささないという厳しいルールになった。(雨の多い)カナダ・バンクーバーでのロケだったので大変だったろうけどね」
幕を閉じたものの前日譚『ウィンチェスターズ』が放送中
傘はすぐになくなってしまったが、『スパナチュ』のヒットは止まらなかった。米CWで大成功を収め、シーズン5でクリプキが去った後も何年にもわたって続いた。最終的に15シーズン続き、327エピソードを製作、2020年に放送を終了している。
また、『スパナチュ』のスピンオフ作品で、サムとディーンの両親、ジョンとメアリーの物語がディーン・ウィンチェスターの視点で語られる『ウィンチェスターズ』もスタート。ジョン・ウィンチェスターとメアリー・キャンベルがどのようにして出会い、愛を貫き、世界を救うためにいかに戦ったかが明かされる。ジェンセンは本作でナレーションを務め、出演もしている。
『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』の前日譚『ウィンチェスターズ』はAmazon Prime Videoなどで販売中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』シーズン1©Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.