イーロン・マスクによる買収で世間を騒がせているTwitter。『グッド・オーメンズ』のクリエイターを務めるニール・ゲイマンは、きたるシーズン2にTwitter関連のジョークを入れたことについて心配しているようだ。
『アメリカン・ゴッズ』や『サンドマン』などで知られるニール・ゲイマンの代表作『グッド・オーメンズ』。英国出身コンビ、マイケル・シーン(『マスターズ・オブ・セックス』)とデヴィッド・テナント(『ドクター・フー』)が天使と悪魔を演じたファンタジーシリーズは世界的ヒットを記録し、当初リミテッド・シリーズの予定だったにも関わらず続編の製作が決定するという異例の人気ぶり。
全6話から成るシーズン2は、2023年夏頃に解禁されるということで熱い視線が注がれているが、この度ゲイマン自身によってシーズン2に関する情報が明かされた。
エンタメ業界に思わぬ余波が…
11月19日(土)、Twitterに代わる新たなソーシャルメディアとして注目を集めている「Mastodon(マストドン)」にて、映画『アトミック・ブロンド』の原作者として知られる作家のアントニー・ジョンストンが「私の最近の小説で、Twitterを物語の仕掛けとしていれたことが、こんなにも確実に時代遅れなものになるとは思いもしなかった」と投稿すると、これに同調するかたちでゲイマンが投稿。「『グッド・オーメンズ』シーズン2にTwitterに関するジョークをいれた。どうか2023年の夏までもってくれとただ願っているよ」と綴った。
時代を象徴するSNSだったTwitterは視聴者と作品世界を繋ぐプロットデバイスとして数々の作品で取り入れられてきたが、まさか買収騒動によって一変する日が来るとは、作家も含め予想していなかったに違いない。ユーザーのみならずエンタメ業界にも思わぬ形で影響を受けているようだ。
期待高まるシーズン2
『グッド・オーメンズ』シーズン2はマイケルとデヴィッドに加えてジョン・ハム、ニック・オファーマン、ジャック・ホワイトホールといったキャストも続投。
新たに登場するキャラクターには、レコード店のオーナーであるマギー役でマギー・サービス(『クイズ ~100万ポンドを夢見た男~』)、コーヒーショップを営むニ-ナ役でニーナ・ソサーニャ(『ラブ・アクチュアリー』)、天使サラクエル役でリズ・カー(『The OA』)などが発表されている。
『グッド・オーメンズ』シーズン1(全6話)はアマゾンプライムにて独占配信中。シーズン2(全6話予定)は2023年夏頃に配信予定。
(海外ドラマNAVI)
Photo:ニール・ゲイマン©JW/Famous