米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』の続編となる『CSI:ベガス』。そのシーズン1の最終話では、シリーズにおいて珍しいシーンがフィーチャーされており、その場面の背景についてショーランナーが米Entertainment Weeklyに説明している。(※本記事は『CSI:ベガス』シーズン1のネタバレを含むのでご注意ください)
『CSI:ベガス』は、新たに結成されたラスベガス警察CSIチームが過去に登場した仲間を迎え、最新科学を駆使して凶悪犯罪に挑む姿を描く。
シーズン1の最終話となる第10話「真実の証明」では、ギル・グリッソム(ウィリアム・ピーターセン)とサラ・サイドル(ジョージャ・フォックス)がジェットコースターに乗りながらキスを交わす姿が登場。この場面はおそらくオリジナル版も含め、二人が捜査官ではなく、最も色濃く一男女として描かれたシーンではないだろうか。
『CSI: 科学捜査班』でグリッソムとサラは恋人同士の期間を経て結婚し、その後に離婚して復縁するという山あり谷ありの関係を築いてきた。捜査官として、そして同僚として猟奇的な事件の解決に挑むシーンが多い二人が、劇中で仲睦まじい様子を見せることはほとんどなかった。
その重要な瞬間について、製作総指揮のジェイソン・トレイシーが言及し、「このシーンは、今までにファンが見た中で最も親密なものです。ギルとサラの関係に感情移入していたファンにとっては、見返りのように感じるのではないでしょうか」と語っている。
そして、続編でグリッソムとサラのカップルらしいシーンを入れたのは、ファンのリクエストが理由だったとも明かしている。「そういうファンが大好きです! ファンは私よりもキャラクターをよく理解しています。ファンの意見を優先させることで結果を出すことできましたし、報われたと思っています」
なお、更新されたシーズン2にグリッソム役のウィリアムならびに、サラ役のジョージャが続投しないことから、この親密な二人のシーンの価値がさらにアップしそうだ。
『CSI:ベガス』シーズン1は、Huluにて見放題独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『CSI:ベガス』©2021 ViacomCBS. All rights reserved.