ケイリー・クオコ、『フライト・アテンダント』シーズン2への復帰が怖かったと胸内を告白

米HBO Maxのサスペンス・コメディドラマ『フライト・アテンダント』に主演するケイリー・クオコが、シーズン2について語っている。

エミー賞にノミネート『フライト・アテンダント』

『フライト・アテンダント』は、客室乗務員のキャシー(ケイリー・クオコ)が仕事中に出会ったハンサムな男性と一夜を共にしたことで巻き込まれる事件を、スリリングなタッチでダークユーモアを絡ませながら描くシリーズ。

主演するだけでなく製作総指揮も務めるケイリーは、エミー賞コメディ部門主演女優賞に2度もノミネートされて高い評価を得たにもかかわらず、シーズン2にカムバックするのが怖かったのだという。ロサンゼルスで開催されたシーズン2のプレミアに姿を見せたケイリーが、米The Hollywood Reporterのインタビューで明かしている。

「シーズン1が良かったから、シーズン2をやるのはすごく緊張した。私は、“みんな、このままにしておこう。いいじゃない、もう逃げよう。ここから出て行ってしまおう”という感じだった。私たちはさらに作品を良くしなくちゃいけないとわかっていた、プレッシャーは間違いなく前よりも大きかった」

『オーファン・ブラック』チームからアドバイスをもらう

シーズン2でも、アルコール依存症と闘い続けるキャシーは5人の異なる自分と対峙することになり、それぞれの役を演じ分けるのは「ワイルドだった」という。

「その演技は非常に技術を必要として、すごくクレイジーな撮影方法だったから、それを支えるチームも凄かった。『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』のチームと会ったのは、彼らがやったことと非常に似た設定だったからで、多くを学びました。もう二度とやらないと思うけど、一度やってよかったと思う。トライしたし、もう次に進む準備はできています」

『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』は、自分がクローンだと悟った主人公サラ役で主演したタチアナ・マズラニーが、10人近くの役柄を演じ分けたシリーズ。ケイリーが様々なキャシーの内面を演じ分けるシーンは、彼女の依存症をさらに掘り下げるために設けられ、同シリーズのチームからアドバイスを受けてキャラクター作りに役立てたようだ。

新シーズンは、シーズン1のニューヨークからロサンゼルスへ舞台が移るが、アイスランドとベルリンでも撮影を敢行し、国際スパイ・スリラー的な様相を呈しているとのこと。そんな大きくスケールアップした『フライト・アテンダント』シーズン2は、9月30日(金)よりU-NEXTにて配信開始。(海外ドラマNAVI)

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