スターチャンネルEX独占配信中『スモール・アックス』最終話予告編、場面写真初公開

アカデミー賞受賞『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーンが監督と脚本を兼任し、イギリス黒人差別の歴史をレゲエ音楽と共に伝える『スモール・アックス』。スターチャンネルEXでは本日4月26日(火)より最終話(第5話)の独占配信がスタートとなるが、その予告編映像と場面写真が初公開となった。

『スモール・アックス』第5話「エデュケーション」とは

読字障害のある12歳のキングスレーが特別支援学校に転校させられたことをきっかけに、西インド諸島系の女性グループが、黒人の子どもたちに教育を与えないようにする非公式な人種差別政策の存在を明らかにしていく…。驚くべきことに、本作は実例を基にしているが、マックイーン監督も幼少期に同じような体験をしたそうで、本作の企画開発を進めるうえで、自身の記憶とリサーチを拠り所としたという。

「イギリスの教育制度のもとで、私は黒人の子どもとして不遇な学校生活を送りました。私は自分自身の経験と原資料を組み合わせて、キングスレー少年の物語を作り上げたのです」と胸中を語り「本作の舞台は1970年代初頭ですが、私が1980年代の教育制度のもとで経験したことと本作の内容には多くの共通点があります。現在の状況はあの頃とはずいぶん違うと言いたいところですが、残念ながらそうではありません。黒人の児童が退学させられる割合は現在も高いし、刃傷沙汰に巻き込まれる黒人の少年も多い。黒人の児童、特に少年たちは、昔と同じように軽視されているし、彼らに対する投資も不足しているのです」と本作で描かれている事が現代にも繋がる問題であることを示している。

「エデュケーション」予告編

この度解禁された第5話の予告映像には、元気に学校に通っていたキングスレー少年が、 「うちの子は騒がしいと言われます。のろくて落ち着きがないとも」という母の悲痛な言葉とともに不当な理由で転校させられるシーンから始まる。しかし「根深い文化的偏見があります。皆が団結すれば望みはある」とナレーションが続く。5本の映画で構成された本作はエピソード順に鑑賞してほしいと監督も語っているなか、本エピソードがシリーズの締めくくりに置かれた理由にも思いをはせたい。

<h2>配信および放送情報 映画アンソロジー・シリーズ『スモール・アックス』 (全5話)

<配信>スターチャンネルEX
【字幕版】 4月26日(火)より全話配信開始!
作品ページ:https://ex.star-ch.jp/special_drama/W7iMz

<放送>BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】 毎週火曜23:00 ほか 放送中
公式ページ:https://www.star-ch.jp/drama/smallaxe

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『スモール・アックス』© McQueen Limited