マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズのアイアンマン役でおなじみのロバート・ダウニー・Jrが主演する映画『シャーロック・ホームズ』シリーズ。2009年の1作目、2011年の2作目に続く第3作は、過去2作とは別物になるようだ。
アーサー・コナン・ドイルによる推理小説を下敷きにした同シリーズは、私立探偵シャーロック・ホームズの活躍を、天才的な観察眼と推理力はそのままに、ワイルドな武闘派として描いたミステリー・アドベンチャー。ロバートがホームズを、相棒のワトソンをジュード・ロウ(『キャプテン・マーベル』)が演じている。
その3作目で新たにメガホンを取るデクスター・フレッチャー(『ロケットマン』)が、米Colliderのインタビューに対し、過去2作で監督を務めたガイ・リッチーの世界観を踏襲しながらも、自分のスタイルも投入すると述べている。「ガイと私は違うタイプの映画製作者だけど、彼が前作で成し遂げた素晴らしい仕事を無視するつもりはない。その要素は残すが自分の持ち味も反映させるから、何かしら違う作品になるだろう。違いというのは、新しいキャストを出演させるというアイディアかもしれないね。それはこれからのお楽しみだ」とコメントしていた。
もともと知り合いであるリッチーからは大きなサポートを得ているそうで、「ガイに、"きっと素晴らしい時間を過ごせるだろう。楽しんでくれ"って言われて、すごくワクワクしてるよ。ロバートもジュードも最高だし、素晴らしいキャストと大きなチャンスが揃ってるからね」と、続編にかける意気込みを語った。
もともと俳優だったフレッチャーは、リッチー監督の1998年の長編デビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で主人公である4人の青年の一人、シェフのソープを演じたほか、英BBCのコメディドラマ『ホテル・バビロン』や米HBOの戦争ドラマ『バンド・オブ・ブラザース』、アクション映画『レイヤー・ケーキ』『キック・アス』などに出演。2011年に監督業をスタートさせ、世界中で大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』では途中で降板したブライアン・シンガーの後任として最終監督を務め、現在公開中の『ロケットマン』でもメガホンを取っている。
フレッチャー監督がどんなエッセンスを持ち込んでくれるのか楽しみな『シャーロック・ホームズ』シリーズ第3作は、全米・英国では2021年12月公開予定。(海外ドラマNAVI)
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『シャーロック・ホームズ』
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