時は19世紀。当代随一の美貌を誇るバイエルン王国公女シシーは、姉の見合い相手だったオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に見初められ、わずか16歳でオーストリア皇后となる。自由を愛するシシーは、伝統を重んじる皇族の暮らしに反発。民族主義・ファシズムが台頭し始めるヨーロッパで、シシーは運命の波に翻弄されていく...。ハプスブルグ家、最後の皇妃シシーの半生を描いたTV映画『エリザベート~愛と哀しみの皇妃』がDVDリリースされる。
本作は、イタリア=ドイツ=オーストリアの合作の下、エキストラ2000人、衣装700着、馬100頭が用意され、制作費総額11億円をかけて作られた超大型TVミニシリーズである。音楽は、映画『キャリー』でブライアン・デ・パルマ監督と出会って以降、『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』ほか多くのデ・パルマ作品を手掛けたピノ・ドナッジオが務める。主人公シシーを演じるのは、クリスティアーナ・カポトンディ。他にデヴィッド・ロット、クサーヴァー・フッターらが出演。
「エリザベート」といえば、日本では2000年から東宝舞台「エリザベート」が上演されており、また、宝塚歌劇「エリザベート -愛と死の輪舞-」は、1996年の雪組での初演以来、長く愛されている人気作品である。今回のDVD化にあたり、東宝版・宝塚版双方でエリザベートを演じてきた瀬奈じゅんがシシー役の声を吹き替えることとなった。また、シシーの夫フランツには東宝版でもフランツを演じた石川禅が、そしてフランツの弟マクシミリアンには東宝版でエルマーを演じた岸祐二が声を吹き替える。
海外ドラマファンのみならず、ミュージカル・宝塚ファンにとっても魅力的な『エリザベート~愛と哀しみの皇妃』は、エスピーオーより4月3日(水)からDVDが発売される。
(海外ドラマNAVI)
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