圧倒的なクライマックスのなかでシーズン4の幕を閉じた、米CBSの人気ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』。気になるシーズン5の展開について、米サンディエゴ市で先週開催されたオタクの祭典コミコンにてヒントが明かされた。The Hollywood Reporterが伝えた。
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(以下は、シーズン4最終話のネタばれと、シーズン5の内容を示唆する情報を含むので注意してください)
シーズン4の最終話では、「サマリタン」と呼ばれる新しい人工知能が世界の実権を着々と掌握するなか、フィンチ、リース、ルートは絶体絶命の危機に陥ることに。フィンチの開発した"マシン"も撤退を余儀なくされ、中核部分がスーツケース内に保存され、休眠状態に入った。
その展開を踏まえ、フィンチ役のマイケル・エマーソンはパネルトークで、「もしフィンチがマシンを復元するのなら、そのやり方は最初のときのようにはならないかもしれません。ルートが常々主張していたように、マシンにもっと自由を与えるかも。もしかしたら、新生マシンは以前よりも戦いに秀でたものとなるのかもしれないですね」と話している。
このコメントからすると、自らが開発したマシンに人間性がそなわっていることを理解したフィンチは、ルートと協力しあい、マシンの進化をうながす展開になるようだ。
とはいえ、フィンチとルートはまだお互いに全幅の信頼をおいているわけではないので、マシンの再起動にあたっては、ルートの主張がそのまま通るのかどうかが問われるだろう、とマイケルは続けている。
なお、22~23話で構成されていた過去シーズンと違い、シーズン5は話数をカットされ13話構成になる。最終シーズンになるのではないかともウワサされているが、これについてクリエイターのジョナサン・ノーランは「話数は減ったけれど、素晴らしい13話を作る。最終シーズンになったとしても、物語に落胆する人はいないでしょう」と、強い自信をのぞかせている。最後となるかもしれない13話のなかで、サマリタンへの反撃はどう描かれるのか? シーズン5の放送を楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『パーソン・オブ・インタレスト』
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