『ブレイキング・バッド』マイク、『ベター・コール・ソウル』で"軟禁"されるも...

『ブレイキング・バッド』のスピンオフ、『ベター・コール・ソウル』にもおなじみのマイク役で引き続き出演しているジョナサン・バンクス。彼が、新ドラマの撮影秘話や製作の裏話を披露した。

ジョナサンは、クリエイターのヴィンス・ギリガンとピーター・グールド、そして脚本家ゴードン・スミスと一緒に、「ベター・コール・ソウル・インサイダー」というファンのためのPodcastトークショーに出演。「(『ベターコール・ソウル』に)出演するって分かった時の心境かい? もう、神様ありがとう! って気持ちだったさ。とにかく、本当にみんなが良くしてくれるからとても感謝しているんだ」と開口一番に語ったジョナサンに対し、ギリガンが「こんなにずっと(料金所の)ブースに閉じ込められていてもかい?」と茶々を入れると、ジョナサンは「笑っちゃうのは、脚本に毎週ト書きで"マイクはそのうちブースから出られるから大丈夫"って書いてあるんだ!」と内輪ネタを披露して爆笑を誘った。

また、エピソードごとのユニークな原題について話が及ぶと、ギリガンは「これだけ本数があるとタイトル付けは結構難しいんだよ。いかに印象に残るタイトルを付けるかで四苦八苦するんだ。基本的にタイトルに関しては、一本スジを通してテーマに沿って決めることにしている」と命名する苦労を口にした。『ブレイキング・バッド』では当初、映画の名台詞をタイトルにするアイデアが出ていたらしいが、「エピソードの内容と合ったものを考えるのがあまりに大変だったからNGにしたよ」とグールド。『ベター・コール・ソウル』の場合について聞かれると、ギリガンはある法則があることを明かした。それは、各タイトルがすべて「O」で終わるというもの(Nacho、Bingo、Marcoなど)で、彼の口癖が元ネタとのこと。ギリガンは「どうも僕の口癖が『Oh...』らしいんだ。それで、『じゃあ、今回はタイトルを全部"O"で終わらせよう!』ってアイデアが浮かんだ(笑)」そう。こういった一見なんでもないことへの細かい配慮が、人気を呼ぶ基盤となっているのではないだろうか。なお、第5話のタイトルはもともと「Jello」だったが、商標登録されているため現在は「Alpine Shepherd Boy」に変更されている。

『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルターの"犯罪弁護士"として知られるソウル・グッドマンの誕生秘話を描いたスピンオフ、『ベター・コール・ソウル』は本日12月2日(水)ブルーレイ&DVDがリリース。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ベター・コール・ソウル』
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