『奥様は魔女』のリブート版の企画がABCで進行中!今度のサマンサは黒人のシングルマザー!?

「広告マンの夫・ダーリンと結婚した若奥さまのサマンサには、秘密がありました...。そう、なんと奥さまは魔女だったのです!」古き良き時代のアメリカを舞台に、サマンサとダーリンの新婚夫婦を中心に巻き起こる珍事件の数々を、自分が魔女だとばれないように、キュートな魔法を使ってピンチを切り抜けていく往年の大人気シットコム『奥様は魔女』のリブート版製作を、米ABCが企画していることがわかった。米Deadlineが報じた。

新生『奥様と魔女』は、アフリカ系アメリカ人のサマンサと白人のダーリンという二人種カップルで描かれる。物語の舞台を現代に移し、働き者のシングルマザーと怠け者の男性が出会って結婚し、アメリカ社会の不平等と闘うという展開。

現在、この企画はABCスタジオとソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとで進められており、脚本&製作総指揮を務めるのはケニア・バリスだという。バリスは、裕福な黒人家庭に生まれた子供たちが自分たちのアイデンティティを模索する様子を描くコメディドラマ『Black-ish(原題)』でクリエイターを務めており、同作をゴールデン・グローブ賞やエミー賞にノミネートされるほどの人気シリーズに導いている。今夏、バリスはこれまで契約していたABCスタジオを離れ、Netflixと新たな契約を結んだが、本企画はバリスがABCを離れる前から進められていたため、引き続き彼が担当していくという。

また、バリスと共に『Black-ish』を手がけているヤマラ・テイラーが脚本&製作総指揮として加わり、『タイムレス』や『ブラックリスト』といった話題作で製作総指揮を務めているジョン・デイヴィスとジョン・フォックスが本企画でも同職に就く。

オリジナル版は1964年から1972年にABCで放送された。実は魔女の奥様サマンサを演じたのはエリザベス・モンゴメリー、サマンサと結婚した普通な夫ダーリンをディック・ヨーク(〜1969年)とディック・サージェント(1969年〜)が演じた。ソニー・ピクチャーズがフランチャイズの権利を有し、2005年にニコール・キッドマン(『ビッグ・リトル・ライズ 〜セレブママたちの憂うつ〜』)とウィル・フェレル(『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』)で映画化した。(海外ドラマNAVI)

Photo:『奥さまは魔女』
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