『シェイムレス』エミー・ロッサム、シーズン9で降板へ。「フィオナにさよならなんて言わないわ」

大都市シカゴの治安が悪いエリアで暮らす、常識外れのギャラガー家を描くシニカルな家族ドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』。本作でギャラガー家の長女フィオナを演じているエミー・ロッサムが、本国で9月9日(日)からスタートするシーズン9をもって降板することが発表された。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じている。

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本作は酒やドラッグに依存し、6人の子どもを振り回すダメ親父フランク(ウィリアム・H・メイシー)を中心とするギャラガー家が、格差社会をたくましく生き抜く姿を描くコメディドラマ。2011年の番組開始以来、エミー扮する長女フィオナは、子育てや仕事にてんてこ舞いしながら一家の大黒柱としてギャラガー家を支えてきた。今回の発表を受け、エミーは自身のSNSに「今の気持ちを言葉にするのは難しいけど、やってみるわね」と、8年前に始めたこのドラマへの想い、キャストやスタッフへ感謝の言葉を綴り、シーズンを重ねるごとに友情や絆が強くなっていったと続けた。

「私はフィオナと違って一人っ子なの。大家族で育った経験なんてない。ギャラガー家のような賑やかな家族はある意味、私が夢見ていたものだったわ。撮影していない時でも私たちは家族だった。子どもたちが成長し、強く、一人前になっていくのを見守っていた。私はエマ(次女デビー役エマ・ケニー)に脚の手入れの仕方を教えた。イーサン(三男カール役イーサン・カトスキー)が車の運転を習っているとき傍にいた。昨年私がNYで挙式した時、ジェレミー(リップ役ジェレミー・アレン・ホワイト)、シャノーラ(ヴェロニカ役シャノーラ・ハンプトン)、ジョーン(シーラ役ジョーン・キューザック)、ビル(フランク役ウィリアム)の4人はダンスを踊ってくれた」と想い出深い話を次々と挙げ、キャストやスタッフを本当の家族のように思い、安心感を得ることができ、新しいことにチャレンジする勇気をもらったと話す。

傷つきやすいけれど、決して諦めないフィオナという役は宝物だと語るエミー。「私がいなくても物語は続くとわかっているわ。ギャラガー家のストーリーはまだ終わらない。私はいつも家族と一緒にいるのよ。私がいなくなってしまったと思わないで。近所に引っ越しただけだと思って欲しい。ずっと愛してるわ」と、ファンに向けてメッセージを送った。

本作でショーランナーを務めるジョン・ウェルズはエミーの番組への貢献に感謝し、新シーズンではギャラガー一家らしいやり方でフィオナとお別れをすると言及。そして、いつでもフィオナが戻ってこられるようドアは開けておくと約束した。

エミー演じるフィオナが出演する最後のシーズンとなる『シェイムレス』シーズン9は米Showtimeで9月9日(日)放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『シェイムレス 俺たちに恥はない』
(c) Warner Bros. Entertainment Inc.