大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』で6シーズンにわたりダグラス・ロス医師を演じ大ブレイクを果たしたジョージ・クルーニー。シリーズ降板後は主に映画界を拠点に活躍している彼が、久しぶりにドラマシリーズに出演するのではないかと報じられている。
米Comicbook.comによると、ジョージが出演する可能性がある新作ドラマは、1928年に出版されたコミックスで、アニメシリーズやTV映画も製作された「Buck Rogers」シリーズの実写ドラマ版。プロデューサーとして参加するジョージが出演も兼ねるのではないかと見られているが、現時点で正式な発表はない。
物語の主人公は、落盤により炭鉱に閉じ込められ、500年後に大きく変化した世界で目覚めたバック・ロジャース。ヴィランに乗っ取られて変わり果てた世界を救うために、バックが立ち上がる姿が描かれる。
「Buck Rogers」はこれまでにラジオ番組が製作され、50年代と70年代にはアニメシリーズが誕生し、1979年にはギル・ジェラード主演でTV映画『25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース』がリリースされ、1981年までTVシリーズが製作された。
最近では自身のコミックスを映画化した『シン・シティ』で監督を務め、『300＜スリーハンドレッド＞』シリーズで製作総指揮を務めたフランク・ミラーが「Buck Rogers」の実写化を試み、脚本・監督を務めるはずだったが実現していない。
ジョージは『ER』降板後、映画『オーシャンズ11』シリーズや、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『マイレージ、マイライフ』に主演し、ハリウッドで押しも押されもせぬ大スターに。ドラマシリーズには2019年に製作総指揮を務めた『Catch-22（原題）』にゲスト出演している。ここ近年は演じるだけでなく監督業も精力的にこなし、『ミケランジェロ・プロジェクト』や『サバービコン 仮面を被った街』などでメガホンを取っている。昨年12月には、ジョージが主演・監督・製作を務めたSF映画『ミッドナイト・スカイ』がNetflixにて配信されたばかりだ。
ジョージがプロデュースするドラマ版『Buck Rogers』のキャストなどが発表され次第、続報をお伝えしていきたい。（海外ドラマNAVI）
Photo:ジョージ・クルーニー (c)James Warren/Famous
