『SHERLOCK/シャーロック』のハドソン夫人でお馴染みのユーナ・スタッブスが8月12日に逝去。享年84。米TV Lineなど複数のメディアが一斉に報じている。
英BBCによると、ユーナはスコットランドのエジンバラで家族たちに見守られながら静かに旅立ったとのこと。彼女のエージェントの担当者によると、ここ数カ月体調を崩していたそうだ。
1958年のTVシリーズ『Rush Hour(原題)』で女優デビューし、1963年のミュージカル映画『太陽と遊ぼう!』でメインキャストのサンディに抜擢。1966年から1975年まで続いたシットコム『Till Death Us Do Part(原題)』(映画版も製作されるほどの人気に)や、『Worzel Gummidge(原題)』(1979~1981)、『The Worst Witch(原題)』(1998~2000)、『EastEnders(原題)』(2006)などのTVシリーズで人気を博した。
この訃報を受けて、『SHERLOCK』のクリエイター、スティーヴン・モファットは自身のInstagramに「ベイカー・ストリートの最も美しい輝き」だったと投稿。番組の公式Twitterも彼女の写真と共にシャーロックファミリーとしての声明を掲載している。
「あぁ、ユーナ・スタッブス。どれほど寂しくなるでしょう。あなたがシャーロックに言った有名な"大家であって、使用人ではない"という言葉。でも、私たちにとってあなたはそのどちらにも勝る存在でした。間違いなく、シャーロックのママでした。私たちを一つにまとめ、常に人生を愛し、いつも賢明でお茶目で楽しく親切でした。さようなら、最愛のユーナ。いつまでも私たちの心に居続けるでしょう」
1960年代から活躍を続け、日本のファンにとってはチャーミングなハドソン夫人として人気のユーナ。ご冥福をお祈りいたします。(海外ドラマNAVI)
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ユーナ・スタッブス©M/FAMOUS