本家『LAW & ORDER』がNBCに帰ってくる!シーズン21の製作が決定

1990年の放送開始から20シーズンに渡って親しまれ、2010年に幕を下ろした犯罪捜査ドラマの金字塔『LAW & ORDER ロー&オーダー』がカムバック! シーズン21が米NBCで製作されることが発表された。米Hollywood Reportersなどが伝えている。

数多くのヒット作を生み出したディック・ウルフが製作総指揮を務める『LAW & ORDER』。これまでに『LAW & ORDE:犯罪心理捜査班』『LAW & ORDER:陪審評決』、最近米国でシーズン2の放送が始まり日本上陸に期待が注がれる『Law & Order: Organized Crime(原題)』や、米TV史上最長の実写シリーズとしての記録を打ち立てている『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』など様々なスピンオフが製作され、ファンを楽しませてきたが、やはりオリジナル版の復活には特別なものがある。

満を持しての正式発表となったシーズン21。具体的な放送時期やキャスト情報などはまだ明らかになっていないが、引き続き製作総指揮に名を連ねるウルフは、「文字通り夢が叶うというのは、人生においてとても数少ないこと。今回、私の夢が叶いました」と話す。ショーランナーを務めるのは、近年、ウルフと『シカゴ』シリーズなどでタッグを組んでいるリック・アイド。

最長キャストの一人、ジャック・マッコイ役のサム・ウォーターストンは、2015年に番組復活について聞かれると「大賛成だよ。記録を破ることになるね」とHollywood Reportersに話していた。

シーズン20に到達した時点で、1955年から1975年にかけて放送された西部劇『ガンスモーク』がもつ歴代最長ドラマとしての記録に並んだ『LAW & ORDER』。しかし、記録を塗り替える目前で打ち切りが発表され、記録打破とはならなかった。当時、突然の打ち切りにウルフは激怒。その後、スピンオフドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』を始動させ、新記録を樹立するが、『LAW & ORDER』への悔しい思いは忘れていなかったに違いない。

ユニバーサル・スタジオ・グループの会長ピアレーナ・イグボクウェは、「フラッグシップといえる『LAW & ORDER』を再びシーズン21としてもたらすことができるのは、ウルフにとっても私たちスタジオパートナーにとっても誇らしいことです」と述べる。

『LAW & ORDER』シリーズのみならず、『シカゴ・ファイア』をはじめとする『シカゴ』シリーズや、米CBSで『FBI:特別捜査班』シリーズ3作品の製作総指揮を務め、超人的な活躍を見せているウルフ。昨年、約10億ドル以上の価値と思われる二つの大型契約が話題になった。一つはユニバーサル・テレビジョンとの契約更新。もう一つは彼が手掛けた6作品のPeacockでの配信権。これまで放送だけだった人気作品が配信で楽しめるようになった。

米TV界の重鎮が長年の思いを胸に作り上げる『LAW & ORDER』シーズン21が楽しみだ。キャスト情報など入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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