人気8作品が放送中のディック・ウルフ。『LAW & ORDER』リバイバルはどう描く?

アメリカTV界の重鎮と呼ばれるディック・ウルフ。彼の代表作の一つである『LAW & ORDER ロー&オーダー』(以下、『LAW & ORDER』)がリバイバルとして戻ってくることが先日発表されたが、ウルフはリバイバルをどのように製作するつもりなのか。米Varietyが伝えている。

全456話、20シーズンに渡って親しまれたエミー賞受賞ドラマ『LAW & ORDER』。ファン念願のリバイバルでは、ウルフの右腕ともいえるリック・アイドが主に舵をとる。

ウルフは、「これはシーズン21になる。つまり、みんなが知る20年やっていた『LAW & ORDER』と同じということ。だから特別変えることはないし、私たちはただ素晴らしい物語の続きを描きたいだけ。キャスティングはいつものように、3人の警官と3人の検事になるよ」と話し、大きな変更を予定していないことを強調した。

そんなウルフのモットーは"壊れていないなら、直すな"。「我々はいつも同じ方法で物語を描いている。優れた脚本と演技、演出、そして視聴者が観たいものを提供すること。これは僕らが制作を始めた最初の日からのモットーだよ」

現在、火曜日はCBSで『FBI:特別捜査班』『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』、『FBI: International(原題)』、水曜日はNBCで『シカゴ・ファイア』『シカゴ P.D.』『シカゴ・メッド』、そして木曜日は『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』『Law & Order: Organized Crime(原題)』と製作に関わる8作品が放送中だ。

TV界を牽引し続ける一方、ウルフは配信にも参戦。Amazonで展開しているIMDb TVのオリジナル作品で30分のドラマ『On Call(原題)』を制作中であることに加えて、そのほかの配信作品にも取り掛かっているところだという。

世界中の人々を魅了する作品をいくつも世に送り出してきたウルフ。彼が描くドラマはプラットフォームが変わろうとも、その魅力は変わらないに違いない。『LAW & ORDER』リバイバルはじめ、今後のウルフ作品がどのような反響を呼ぶのか楽しみだ。続報が入り次第、お届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

ディック・ウルフ©FAM008/FAMOUS