BAFTAテレビ・アワードなど各賞で絶賛された英国クライムドラマ『Happy Valley/ハッピー・バレー 復讐の町』(以下『ハッピー・バレー』)の5年ぶりとなるシーズン3が製作されることが決定し、ファイナルシーズンになることがわかった。BBCが伝えている。
『ハッピー・バレー』はアルコール中毒、薬物中毒、10代での妊娠があふれるイギリスの小さな町ハッピー・バレーを舞台に、英国のベテラン女優サラ・ランカシャー(『ラークライズ』)演じる巡査部長キャサリン・ケイウッドを主人公にしたクライムドラマ。5年ぶりに帰ってくる新シーズンはファイナルとして製作されるという。
サラに加えて、性犯罪者のトミー・リー・ロイスを演じたジェームズ・ノートン(『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』)や、キャサリンの妹を演じたシヴォーン・フィネラン(『ダウントン・アビー』)といったお馴染みのキャストも続投予定。これまで同様、全6話からなるシーズン3の撮影は2022年はじめからスタート予定だという。
シーズン1と2の製作総指揮は『Last Tango in Halifax(原題) 』などで知られるサリー・ウェインライト。BAFTAテレビ・アワードを受賞した本作で出会ったサラのために書いたのが『ハッピー・バレー』だ。そのウェインライトが、シーズン3でも指揮をとると思われる。実は今年初めにカムバックを示唆していたウェインライト。「世界中に視聴者をもつ本作の衝撃が続くことを見るのは素晴らしいことだよ」「サラ、ジェームズ、シヴォーンが僕の望み通り戻ってきてくれたら最高だね。今までで一番のシーズンになるにちがいない」と話していた。
2016年のシーズン2放送終了時には930万人の平均視聴者数を記録。批評家や映画関係者などからも評価が高く、『ドクター・フー』などBBCドラマの製作総指揮や監督を務めるピアース・ウェンガーは「2014年に『ハッピー・バレー』がBBCで始まった時、クライムドラマの土台を完全に変えたんだ。ファイナルシーズンになるシーズン3を確実にするという見事な決断をサリーは下した。テレビドラマ史上、最も高い期待を集め、見逃せない瞬間になるシリーズになるに違いない」と絶賛している。
日本にもファンの多いクライムドラマがどのような結末を迎えるのか、日本上陸が待ち遠しい。(海外ドラマNAVI)
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『Happy Valley/ハッピー・バレー 復讐の町』
(c)Red Production Company Limited 2014