『NCIS』ウィルマー・バルデラマ、ラテン系『ビバヒル』を製作!

大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のニコラス・"ニック"・トーレス捜査官役でおなじみのウィルマー・バルデラマが、米CBSでメキシコ系移民を描くラテン系『ビバリーヒルズ高校白書』と呼べそうな新作ドラマ『Mexican Beverly Hills(原題)』を製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『Mexican Beverly Hills』は、米New York Timesに掲載されたエリック・ガリンドによる同名エッセイを下敷きにした作品。"メキシカン・ビバリー・ヒルズ"と呼ばれるラテン系の富裕層が暮らすカリフォルニア州ダウニーを舞台に、労働者階級のメキシコ系アメリカ人一家が新天地で存在が浮きつつも溶け込もうと努力する姿が描かれる。

その設定は、1990年から10シーズンにわたって放送された『ビバリーヒルズ高校/青春白書』を彷彿とさせるが、『Mexican Beverly Hills』はシングルカメラで撮影すると報じられていることから、コメディ要素に重きを置いたシットコムになるようだ。

ウィルマーは、自身のプロダクション会社WV Entertainmentのケイトリン・サルツマンとエッセイの作者であるガリンド、アーロン・アイゼク(『Broke(原題)』)と製作総指揮を務める。ガリンドとアイゼクは共同でペンも執る予定だ。

ガリンドは、New York TimesやNPRといった著名メディアに数多くのエッセイを寄稿し、ドラマシリーズ『The Highlight(原題)』や短編ドキュメンタリー番組などで脚本も手掛けている。

『NCIS』シーズン14よりレギュラー出演しているウィルマーはプロデューサーとしても活躍しており、自身が司会を務めた番組『Yo Momma(原題)』では製作総指揮も務め、コメディ番組『The Hollywood Puppet Show(原題)』でもプロデュースを担当。今年7月にはCBSでコミックス「Aztlán(原題)」をドラマ化することも報じられていた。

なお、プロデューサーとしても多忙を極めるウィルマーがトーレス捜査役で出演する『NCIS』シーズン19は、CBSで毎週月曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ウィルマー・バルデラマ ©NYPW/FAMOUS / 『ビバリーヒルズ高校白書』(C)90-91 CBS Paramount International Television