ブレアと比較される?新『ゴシップガール』オードリー役のエミリー・アリン・リンドに直撃

企画段階から大きな話題を呼び、日本でもU-NEXTにて見放題独占配信中の新シリーズ『ゴシップガール』。よりスキャンダラスに、ファッショナブルに新しく生まれ変わった本作の出演者3名へのインタビューが先日行われた。本記事では、ブロンドヘアが美しいオードリー・ホープを演じるエミリー・アリン・リンドのインタビューを紹介しよう。

オードリーはジュリアン(ジョーダン・アレクサンダー)の親友。恋人のアキ(エヴァン・モック)やマックス(トーマス・ドハティ)、母親との関係に悩まされている。そんなオードリーに扮するエミリーは、2008年に映画『リリィ、はちみつ色の秘密』で子役としてデビューし、数々の作品に出演してきた19歳だ。

――エミリーさんは子役から活躍してきましたが、多くの視聴者に影響を与える『ゴシップガール』のメインキャラクターの一人として出演するにあたり、何を考えましたか。

私は人生の大半をこの仕事に費やしていますが、これまでと違うのは、『ゴシップガール』には熱狂的なファンがいるということでしょう。「失敗できないよ」なんて言う人もたくさんいます。私は、SNSとできるだけ健全な距離を置くようにしていますが、それと同時に、ファンや私を支えてくださる方々と交流するようにもしています。交流するのが好きなんです。特に世界中の人たちと交流できるのはいいですね。ですが、(人々の言うこと)全てをそのまま受け取らないように心がけてもいます。物事(元の意図や内容)は変わることがありますからね。

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――オリジナル版『ゴシップガール』の大ヒットを受け、リブート版で演じることへのプレッシャーはありましたか?また何か演じる上で意識したことがあったら教えてください。

自分にプレッシャーをかけないようにしました。実際、新『ゴシップガール』は、新しいキャラクター、新しいストーリーの全く新しいシリーズであり、ブレアやセリーナにならなきゃいけないというプレッシャーはなかったんです。彼女たちは過去のキャラクターであって、私たちは同じ役柄を演じるわけではない。オードリーや他の登場人物にも(オリジナル版のキャラクターと)似ているところはあるので、ブレアやセリーナたちの姿を重ねることがあるかもしれませんが、ここ(新シリーズ)ではオリジナルとは違ったものをお届けしたいと思っています。その方がずっと楽しいですからね。

――ブレアとオードリーが比べられることについてどう感じていますか?また、あなたが思うブレアとオードリーの違いを教えてください。

前の質問でもお話した通り、二人は全く違います。同じ経験をしている訳ではありませんからね。ですが、育った環境はある意味似ています。特に母親との関係です。それが、二人を関連づける大きな理由だと思います。ですが、それ以外の点においては、私たちは皆、ある意味、生き方によって形成されるものであって、それを変えるか変えないかは自分で選択することができます。オードリーは、ブレアより少し控えめに裕福な子だと思いますが、それ以外に同じようなところはあまりありません。ですが、そう言ってくれる(ブレアと比較する)方には感謝しています。ブレアは本当に素晴らしくて、オリジナルの一番の魅力とも言えますからね。もし視聴者の皆さんが私(が演じるオードリー)と彼女を比較してくれているのなら、私は自分の仕事を正しく出来ているということかもしれません。

――オードリーは、恋愛においても、母親との関係においても、かなり複雑な状況ですよね。演じているエミリーさんから見て、オードリーの良い面と、ここはちょっと変えた方がいいのではないかなと思う部分を教えてください。

母親のキキとの関係は、この番組の中で好きなポイントの一つです。好きというのは少し違うかもしれませんが...。なぜかというと、母娘の関係性がとても興味深いからです。母と娘は、時に互いに対して残酷になり得るというところがよく描かれていると思います。私自身、女性だらけの家庭で育ったのですが、いくら言い争っても次の瞬間には何事もなかったように平然としているんです。私はいつも、お芝居の中での母と娘の関係を興味深く見ています。

変えた方がいいと思う部分は、母親が"父親とアシスタントとの不倫"という明らかにトラウマになるような経験をしたということを、その通り受け取っていないところです。彼女は、母親が自分勝手に振る舞ったせいで状況が変わってしまったと思っています。母親にも非はあるんですけどね。どちらが親なのか、どちらが面倒を見ているのか、どちらがイジワルしているのか、どちらが残酷なのかという点で、二人の力関係が崩れてしまっているのだと思います。ですが、二人なら何か変えることができると思っているので、今後のエピソードに期待したいですね。やっぱりできないかも。どうでしょうね。何らかの形でわだかまりが解ける...のでは。『ゴシップガール』ですからね。

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――オードリーの人柄をより忠実に描くために気を付けていたことは?

私は映画のバックグラウンドがあるんですが、映画では台本をもらうと、キャラクターの変化が、始め、中間、終わりと順を追って分かるんです。テレビドラマの場合は、ちょっと難しくて、それがある意味よくもあるんですが、第1話の撮影時に大体第1話と第2話の台本をもらって、以降の台本は次回の撮影の1週間くらい前にやっともらえます。ですから、役者は自分のキャラクターでさえも今後どうなるのか分かりません。それは実生活と似ています。将来何が起こるかなんて、何かが起こってみないと分かりません。オードリーというキャラクターと一緒に過ごし、よく観察できたことで、毎日新しいことを感じることができました。毎話何か起こると、私が違う感情を抱き、それがオードリーの人柄の一部に表れるのです。シーズン1ではこれが特に重要です。怖いですが、楽しいですよね。

――撮影舞台裏のキャストたちの仲はどうですか?休憩時間も色々話したりしていますか?

ええ、度が過ぎるくらいに私たちはとっても仲が良いんです。全員が集まるシーンが結構あるんですが、ものすごく時間がかかる。たったワンシーンに1日とか。10時間以内に収まることなんてありません。個人的には、皆が同じ部屋にいて、仲良くなって、お互い一緒に過ごしたいと思うというのはほとんど不可能だと思うんですが、私たちは何とかやっているんです。

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エミリーが、ブレアとは全く違った個性を持つオードリーを魅力的に演じているHBO Maxオリジナルシリーズ新シリーズ『ゴシップガール』シーズン1は、前半6話がU-NEXTにて見放題で独占配信中。後半6話は2021年12月24日(金)より配信開始予定だ。(海外ドラマNAVI)

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(2021年12月時点での情報です)

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