激しさ増すVOD競争、インドではNetflix最安プランを220円で提供

世界中で激しい競争を繰り広げるストリーミングサービス業界。大手のNetflixは、インドでの超低価格サービスに踏み切った。米Hollywood Reporterが報じている。

Netflixは、成長に欠かせない市場であるインドで利用料金を大幅に引き下げた。12月14日(火)に発表されたこの新価格は、即時適応となる。最安プラン(タブレットやスマートフォンで低解像度を利用できるモバイル専用オプション)は、インドでわずか1.96ドル(149ルピー/約220円)だという。この新価格は、以前の199ルピー(2.62ドル)からの値下げとなる。そして、ベーシックプランも6.57ドル(499ルピー)から2.62ドル(199ルピー)へ60パーセントも値下げされた。

大きな舵を切ったNetflixだが、アナリストはこの値下げが同国におけるNetflixの潜在的成長にとって非常に大きな影響を及ぼすと考えている。地域コンサルタント・アナリスト会社である Media Partners Asia(MPA)のインド担当副社長であるミヒール・シャー氏は、「最も意味のある値下げは基本料金プランで、これにより新規顧客の大幅な増加の可能性が開ける」と述べている。

また、Netflix のスタンダードプランとプレミアムプラン は、より高いビデオ品質をユーザーに提供するもので、それぞれ 8.55ドル(649 ルピー)と 10.59ドル(799ルピー)から 6.57 ドル(499ルピー)と 8.55 ドル(649ルピー)に値下げしている。

Netflixは、アジアの多くの市場にて加入数では大きくリードしているが、インドではライバルのDisney+ Hotstar(ディズニープラスのインドブランド名)や米Amazon プライムビデオにかなり差をつけられているとみられる。MPAの予測によると、12月末までに同国におけるNetflixの加入者数は500万人で、ディズニーの4600万人、Amazon Prime Videoの1900万人に次ぐ規模になるだろうと言われている。

この突然の値下げは、ユーザー当たりの収益を犠牲にして、サブスクリプションとインド全体の加入者数を高めるための選択であることは明らかだ。市場の純粋なプレミアムセグメントからより大衆的なカテゴリーへの移行は、Netflixが「コンテンツにおいてより深く、より地域に根ざした活動をしなければならない」ことを意味するとシャー氏は語っている。

今後もNetflixの世界での動きを追っていきたい。(海外ドラマNAVI)

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Netflixロンドンオフィス