『9-1-1:LA救命最前線』のボビー役で人気のピーター・クラウス。放送期間や世間的な評価に基づいて選ばれた、ピーターのキャリアを語る上で外せない最高傑作3選を紹介する。
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エンディングが神がかってる海外ドラマ【5選】
ドラマシリーズにとって作品全体の印象を左右することになる重要 …
ピーター・クラウスとは?
1965年8月12日にミネソタ州アレクサンドリアで生まれたピーター。両親は共に教師で、妹と弟を持つ家庭環境で育った。高校時代は陸上や体操に打ち込み、大学では当初、医学部進学を目指していた。しかし、3年次に演劇に出会ったことで進路を英文学へと変更。その後、ニューヨーク大学(NYU)のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツで演技の修士号を取得した。ニューヨーク時代には、パレス・シアターでバーテンダーとして働いており、後に主演作『Sports Night(原題)』を手がけるアーロン・ソーキンと出会っている。
1990年に卒業後、コメディ番組『Carol & Company(原題)』のレギュラー枠を掴んだことで、ピーターの活動拠点はロサンゼルスへと移ることになる。『Carol & Company』での活動は、『となりのサインフェルド』や『ビバリーヒルズ高校白書』といった人気番組への出演へとつながっていく。2010年代までには、「アメリカの好青年」といった外見の下に、葛藤する内面を抱えたキャラクターを演じることで知られる、テレビ界を代表する主役俳優としての地位を確立した。
ピーター・クラウスの出演作BEST3
『ダーティ・セクシー・マネー』:虚飾に満ちた富豪一族と、翻弄される正義の肖像
2007年から2009年まで放送された米ABCの『ダーティ・セクシー・マネー』ではドナルド・サザーランド(『フレイザー家の秘密』)、ウィリアム・ボールドウィン(『バックドラフト』)、ジル・クレイバーグ(『アリー・myラブ』)、そしてブレア・アンダーウッド(『クワンティコ』)ら豪華キャスト陣と共に主演を務めた。
ピーターが演じたのは、不審な事故で父を亡くした後、その父の跡を継いで大富豪ダーリング一族の公私にわたる事務を管理することになった弁護士、ニック・ジョージだ。ニックの倫理観は、彼ら一族のために働くことを承諾した瞬間から限界まで引き延ばされる。その緊密な緊張感は、実力派揃いのキャスト陣によって、見ていて思わず身悶えするような最高のエンターテインメントへと昇華されている。
エリート弁護士としての鋭さと「獰猛な野生動物の中に放り込まれたラブラドール・レトリバー」のような脆さを融合させるピーターの能力は、ニックを本作で最も魅力的な存在に仕立て上げている。イギリスのガーディアン紙は、本作を『ダイナスティ』や『ダラス』といった、かつての「危機に瀕した富豪たち」を描いた名作ドラマに温かく例えた。また、IGNは、混沌としたドラマの中でクラウスが「正常さの中心」として機能している点を高く評価している。しかし、こうした好意的な評価にもかかわらず、シリーズは初回放送時の1,000万人という視聴者数を維持することができなかった。視聴率は着実に低下し、ABCはシーズン3への更新を行わないという決断を下した。
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『9-1-1:LA救命最前線』ヒーロー的存在のボビー・ナッシュ

2018年のパイロットエピソードから第8シーズンまで『9-1-1:LA救命最前線』に出演し、一流の共演者たちと共に、本作を全米最高視聴率を記録するメガヒットドラマへと押し上げた。ロサンゼルスを舞台にしたこの救急救命ドラマは、全143エピソードを通じて、説得力のあるストーリーを一貫して提供してきた。
※以下、本作のネタバレがありますのでご注意ください※
ピーター演じるボビー・ナッシュ隊長は、シーズン8で英雄的な死を遂げる。彼は、致命的なウイルスの最後のワクチンをチムニーに譲るため、自らを犠牲にしたのだ。製作総指揮も務めたこの役の退場について、共演者のアンジェラ・バセットは米Varietyとの対談で、彼の演技を称賛しながらも今後のドラマの行方に不安を感じていると話している。「彼は(降板を)周囲ができる限り受け入れられるように振る舞ってくれたが、私たち二人にとって非常に辛いことだった。きっと大丈夫。私たちはやっていけるはず。視聴者がどう感じるかは、これから分かることだけど」
ピーターの降板後、視聴者数は約10パーセント減少。IMDbの評価を見る限り、シーズン9は残されたファンを失望させていない。13話の平均スコアは9.3/10を記録し、これはシリーズ全エピソード中のでの最高値である。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1~8はDisney+(ディズニープラス)で配信中。
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『シックス・フィート・アンダー』:ピーター・クラウスのキャリアにおける至高の到達点

1999年の映画『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞脚本賞に輝いたアラン・ボールが企画・製作総指揮・監督・脚本を務めた重厚なドラマ作品。
ロサンゼルス郊外のパサデナで葬儀屋を営むフィッシャー家。葬儀屋を継ぐことを嫌い家を飛び出していた長男ネイトが、交通事故でこの世を去った父の死をきっかけに舞い戻る。次男のデヴィッドは、家業を継ぐにあたり、父と共に仕事をしていたが、長男の帰宅により、共同で葬儀屋を引き継ぐこととなった。一家の主の死をきっかけに、良い関係とは言えなかった家族が集まることで、お互いに隠し続けてきた問題や秘密が浮き彫りになっていく…。
ネイトというキャラクターは、遺族への強い共感能力を持つ一方で、倫理的に問題のある恋愛観や死に至る可能性のある持病を抱える、極めて多面的な人物。2003年、ピーターはゲインズビル・サン紙に対し、この役が私生活にどのような恩恵をもたらしたかを語っている。「心理的に、私は自分自身の欲求や悩みの多くを、このキャラクターと交換しているんだ。それは私自身を取り戻すための機会になっている」
エミー賞では合計53ノミネートを獲得し、うち9つの受賞歴を誇る。ゴールデン・グローブ賞では2002年の作品賞はじめ3度の受賞に輝いた。IMDbでは平均8.7/10という高評価を得ており、特に最終回は9.9という驚異的なスコアを記録。「史上最高のシリーズ・フィナーレ」として、今なお海外ドラマ史にその名を刻んでいる。
『シックス・フィート・アンダー』全シーズンはU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)




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