『フレンズ』をはじめ数々の人気シットコムを手掛けたジェームズ・バロウズ監督が、短い闘病を経た今月19日(金)朝、85歳で死去した。訃報を受け、ともに仕事をしたキャストたちが追悼の意を表している。
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「彼は私にとって父親のような存在だった」
バロウズの遺族が、米Peopleに彼の死去を公表。「私たちは、愛する家族に囲まれながら本日安らかに旅立ったジェームズ“ジミー”・バロウズの並外れた人生と永続する功績を称えます。バロウズは50年以上にわたり、テレビ史上最も影響力があり、最も愛された演出家の一人でした。伝説的な監督、指導者、そして創造的原動力として、世代を超えたコメディの発展に貢献し、世界中の視聴者に計り知れない喜びをもたらしました」

バロウズはその生涯で100作以上のドラマシリーズに携わり、担当したエピソード数は1000本を超える。パイロット版の演出や俳優の指導の名手として知られ、特に『フレンズ』の出演者のような経験の浅い俳優たちを育て上げたことで高く評価された。また、従来の3台カメラ方式に4台目のカメラを加えることで、シットコム演出の可能性を広げた人物としても知られる。全米監督協会(DGA)賞には史上最多の22回もノミネートされ、そのうち5回受賞している。エミー賞は11回受賞。

2016年には、彼の功績を称えてNBCが2時間の特番を放送。その中でバロウズは、「私がまだ生きているうちに、こういう企画をやってくれて本当に嬉しいよ。だって、見逃したくないからね。40年間、1000本の番組、5000日のリハーサル、1万回の脚本書き直し、50万件のテレビ局からの修正指示、そして100万回の笑いを経験してきた。本当に楽しい時間だった。でも、一人で成し遂げることはできなかった」と支えてくれた周りの人々に感謝していた。
そんな彼の死を、最初の4話を含むシリーズ初期の計15話でバロウズの演出を受けた『フレンズ』キャストたちも悼んだ。
レイチェル役のジェニファー・アニストンはInstagramに心温まるメッセージを掲載。「ああ、パパ・バロウズ。これを書くのが最もつらいのは、あなたが人生を通じてたくさんの人に愛されていると感じさせてきたのに、そのすべての愛情を数段落の文章に収めるのが到底無理だということ。彼は私たちを“子どもたち”と呼んだ。“子どもたちはどこだ?”“子どもたちがジョークを成功させられるか見てみよう”と。プレッシャーはなかった。彼自身の素晴らしい子どもたちは、私たちにも彼を分け与えてくれるほど寛大だった。彼は私にとって父親のような存在だった。常に私を気にかけ、心配し、祝福し、教え、導き、最もつらい時も最高の時も支えてくれた。私たちを徹底的に甘やかした。何よりも、彼は私たち“子どもたち”に、互いを愛し、尊重し、助け合い、どんな時も支え合うことがいかに大切かを教えてくれた。そして私たちはまさにその通りにした。あなたの声が恋しい。あなたの笑い声が恋しい。あなたの輝きが恋しい。あなたがどこにいても、誰かが“子どもたちはどこだ?”と尋ねていることを願うわ」
モニカ役のコートニー・コックスもバロウズとの思い出を共有。「ジミー・Bは私をコックス・アンド・ハンマーと呼んだ。それが何を意味するのかまったく分からなかったが、彼がジミー・バロウズだったから私はそれに従った。彼は常に私たちを“子どもたち”と呼んだ…。彼はキャストを指導し、必要なすべてを教えてくれた。それは演出を通じてであったり、私たちの人生がどう展開するかを教えてくれたり。決して甘やかすことなく、常に的確だった。もっと私たちを監督する時間を作ってほしいと懇願したが、彼のほかの番組も同様だった。彼がいるとすべてが良くなったからだ。安心感と自信を感じられ、本当に楽しかった! あれほどの才能、知恵、そして称賛に恵まれる人が、どうしてこれほどまでにエゴがなくいられるのか分からない。最高のものを作り出すことだけがジミーにとって重要だった…。ジミー、あなたがいなくなってとても寂しくなる。あなたが知るすべての人にもたらした喜びと笑い。あなたがどれほど気遣ってくれたか…。ただ、あなたの光は常に私たちを照らし続けると信じている」
フィービー役のリサ・クドローは、かなり最近まで故人と仕事をしていた一人だ。自身の主演ドラマ『ザ・カムバック』シーズン3にバロウズが本人役で出演した時の舞台裏写真をストーリーで共有し、「ジミー、ありがとう。何から何まで…」とコメントしている。

ロス役のデヴィッド・シュワイマーも心温まる追悼文を投稿した。「ジミー・バロウズは、ともに仕事をしたすべての俳優の最高の部分を引き出し、監督したすべての番組を誰も予想しなかったほど面白く、感動的なものにした。彼の温かさ、謙虚さ、寛大さは私たちに安心感を与え、家族のように感じさせた。そう感じたキャストは私たちだけではないだろう。彼はカメラの前でもそうでない時も、私たちを見守ってくれた。私にとって、そしてきっとほかの人たちにとっても、もう一人の父親のような存在になった。最高の意味での父親的存在だ。愛情深く、賢明で、励まし、挑戦させ、教え、忍耐強く、刺激的で、遊び心があった。そして最高の時には、誇りに思ってくれたと信じたい。何千人もの脚本家、俳優、プロデューサー、スタッフ、そして放送局の幹部が、彼とともにサウンドステージに立ち、彼が仕事をする姿を見て、その比類なき才能から学べたことに永遠に感謝している。ジミー、すでにあなたのことが恋しい。そして永遠に感謝している。素晴らしい監督、指導者、そして友人であったことに感謝する。シュウィムより」
ジョーイ役のマット・ルブランは、バロウズとの写真を共有し、その才能を称えた。「ジミー、あなたが私たち、そしてあなたを知る幸運に恵まれたすべての人々に与えた影響と影響力は言葉では言い表せない。あなたは多くのレベルで真のアイコンだ。次の舞台での健闘を祈る。寂しくなるよ。神のご加護を」
彼らのほかにも、ダニー・デヴィートとトニー・ダンザ(『Taxi(原題)』)、ジョシュ・ギャッド(『Back To You(原題)』)、エリック・マコーマックとデブラ・メッシング(『ウィル&グレイス』)、カット・デニングスとベス・ベアーズ(『NYボンビー・ガール』)などが追悼している。
We have lost the greatest of all time. Jimmy Burrows. I know I wouldn’t be here without him. My thoughts are with Debbie and the kids. 🙏 pic.twitter.com/hahaxUfD1t
— Tony Danza (@TonyDanza) June 19, 2026






