1970年代の人気ドラマ『ロックフォードの事件メモ』でジェームズ・ガーナーが演じた探偵ジム・ロックフォードにリブート版『The Rockford Files(原題)』で挑むデヴィッド・ボレアナズ。彼がその胸の内や作品の舞台裏を語った。
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『バフィー~恋する十字架~』のエンジェル役、『BONES』のシーリー・ブース役、『SEAL Team/シール・チーム』のジェイソン・ヘイズ役など、様々な当たり役を演じてきたデヴィッド。ほかの俳優のイメージがある役柄を演じるのは初めてとなるが、本人に躊躇する気持ちはないようだ。
デヴィッドは「(リブート版を)やるべきではないと言う声もある。だが待ってくれ。ジェームズ・ボンドは何人もいるじゃないか。私の姿勢は、“ジェームズ・ガーナーに誇りに思ってもらいたい”というものだ。私自身の解釈も役柄に加えるけどね」と、その挑戦への強い意志を示す。
なお、デヴィッドは2014年に亡くなったジェームズの後を継いでこの役を引き受ける前、彼の娘ジジから承諾を得ようとした。「彼女にこう言ったんだ。“あなたのお父さんの真似をするつもりはありません。お父さんは伝説的な存在であり、私にとってのインスピレーションです。そしてお父さんは唯一無二の存在です”と」
その後、作品の進行状況についてジジに逐一伝えていたところ、彼女は感謝の印として記念品を贈ってくれた。「彼が映画やドラマの現場に持参していた数珠の一組をくれたんだ。本当に大きな出来事だった」
とはいえ、本作は思いがけず彼のもとに飛び込んできたと明かす。「『ロックフォードの事件メモ』をやりたいと思って探していたわけじゃない。NBCで『Doctor Vigilante(原題)』という企画に取り組んでいた時、この話が舞い込んできたんだ」
結局その企画は実現せず、ロックフォード役が視野に入ってきた。「『ロックフォードの事件メモ』は象徴的なドラマだ。象徴的なテーマ曲、象徴的な車もある。あの車は今回も登場するよ。ただ、テーマ曲に関しては少し難しかった。最近のドラマではそもそもテーマソングというもの自体があまり存在しないからね」
『ロックフォードの事件メモ』を復活させようとする試みは、今回が初めてではない。2009年にダーモット・マローニー(『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』)主演バージョンのパイロットが撮影されたものの、放送には至らなかった。その3年後に持ち上がったヴィンス・ヴォーン(『バッド・モンキー』)主演の映画化企画も棚上げとなった。
しかし、米NBCによる今回のリブート版はより確かなものとなっている。すでにパイロット版が撮影され、5月にシリーズ制作が決定、10月には南カリフォルニアで撮影が再開される予定だ。2027年1月の放送開始を控える中、57歳になったデヴィッドは次のように語る。
「『ロックフォードの事件メモ』を復活させようとする過去の試みがうまくいかなかった理由は分からないが、今は適切なタイミングだと感じるし、私自身も今なら彼を演じるのに十分な年齢だ」
オリジナルと同じく、本作のロックフォードは元受刑者の私立探偵だ。刑務所を出て「2日以内に事件を解決した後、マフィアや詐欺師などの過去に関わった人々から追われる。さらに大きな事件に巻き込まれるんだ。ロックフォードに関して好きなところは、常に仕事をやり遂げることだね」とデヴィッドは説明する。
リブート版にはレトロな雰囲気がある。「象徴的な車が登場し、ロックフォードは今もトレーラーハウスに住んでいる。マリブの多くの場所は、まるで1970年代にいるかのような感覚を与える。そして脚本は、ノスタルジーと新鮮な解釈を実に見事に両立させている」

本作のパイロット版ではデヴィッドの親子共演も実現した。息子のジェイデンはロックフォードを痛めつける連中の一人を演じているが、父親は本物の痛さを感じることもあった。「撮影現場に入ったら余計なことは考えず、自分のやるべきことをやって、その瞬間を生きるものなんだ。息子はかなり本気で演じていたね。彼には何度か棒で叩かれたよ。私は脚の裏側にパッドを入れていたんだが、棒が何度かふくらはぎに当たってしまった」
「彼にとって大きなデビューであり、私たち親子が一緒に仕事をするのは初めてだ」と語るデヴィッドは、息子に業界に関するアドバイスをしたのかと問われ、「ああ、賢く貯金して投資しろってね」とニヤリと笑う。
『エンジェル』で私立探偵を、『BONES』では殺人課の刑事を演じた経験があるデヴィッドだが、実生活で謎解きのプロになる自信はない。「まったくできない。それはまるで、『SEAL Team/シール・チーム』に出たからブラックホークを操縦できるかと尋ねるようなものだ。そんなことができるのはトム・クルーズだけだと思うよ」
(海外ドラマNAVI)







