『NCIS』シリーズ屈指の人気カップル、トニーとジヴァのその後が描かれる『NCIS:トニー&ジヴァ』が、配信済みのシーズン1をもって打ち切りとなったことがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
-

シーズン2、3のアイデア噴出!『NCIS:トニー&ジヴァ』マイケル・ウェザリー&コート・デ・パブロ直撃インタビュー
2003年から続く長寿ドラマ『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』 …
『NCIS:トニー&ジヴァ』シーズン2の製作には進まず…
本作は、本家『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』を去ってから約10年の時を経て、マイケル・ウェザリーとコート・デ・パブロが再びアイコニックなキャラクターとして再会を果たしたファン待望の野心作。長年愛されてきた二人の「その後」を描く物語として大きな注目を集めていたが、少なくとも現時点において、二人の物語はここで幕を閉じることになった。
打ち切りの一報を受け、マイケルとコートは連名で声明を発表。長年このキャラクターと共に歩んできた二人にとって、今回の決断は苦渋のものであると同時に、感謝に満ちたものであることが伝わってくる。
「トニーとジヴァの物語の次章を伝える機会を得られたことを、私たちは信じられないほど幸運に感じている。素晴らしいキャスト、クルー、そしてこの夢を現実にする手助けをしてくれたパートナーの皆様に心から感謝したい」とコメント。さらに、「何よりも、トニーとジヴァがようやく“末永く幸せに(happily ever after)”暮らす姿を見届けてくれた世界中のファンの皆様に、最大の感謝を捧げます」と締めくくった。
「最高傑作」と評されるも、数字が壁に
全10話で構成された本作は、9月4日の配信開始直後こそ好調なスタートを切った。しかし、データ分析会社Luminateの統計によれば、第3話までに視聴者数が51パーセントも急落するという厳しい現実に直面していた。
一方で、批評家からの評価は極めて高かった。長年シリーズを追ってきたVarietyのクリス・ウィルマンは、本作を「『NCIS』スピンオフの中での最高傑作」と絶賛。かつての黄金期にあった圧倒的なウィットを再現することに成功した稀有な作品であるとし、「視聴者が求めているのは、事件そのものではなく登場人物たちの関係性であるという事実に、これほど真正面から向き合った作品は他になかった」と、そのクオリティを高く評価していた。
逃亡の果てに見つけた「型破りな幸せ」
日本でもParamount+(パラプラ)で配信中の本作は、ジヴァが生存していることが判明し、パリでトニーと娘のタリと再会した後の時間軸を描いている。
平和な生活を送っていた二人だったが、トニーが経営するセキュリティ会社が襲撃されたことで事態は一変。家族を守るためにヨーロッパ中を逃亡しながら、黒幕の正体を突き止め、再び互いを信頼することを学んでいく姿が描かれた。
2003年の放送開始からトニーを演じたマイケルと、シーズン3から参加したコート。二人のケミストリーは今なお健在だっただけに、シーズン1での終了を惜しむ声は当面止みそうにない。
『NCIS:トニー&ジヴァ』シーズン1はParamount+(パラプラ)で独占配信中。NAVI編集部が取材したお二人のインタビュー記事はこちらより。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety








