カーク船長と旅するチャンスも！『スター・トレック』60周年記念イベント開催へ

世界で長年親しまれてきたSFシリーズ『スター・トレック』（以下『スタトレ』）は、来年2026年にシリーズ初回放送より60年という節目を迎える。そんな記念すべき年に、様々なファンイベントが開催されることが分かった。米Deadlineが報じている。

誕生60年を記念し、イベントやリリース目白押し

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特別企画や提携企画のほか、2026年にリリースされる新作シリーズ『スター・トレック：スターフリート・アカデミー』が待機中。それに先駆けて先日には、YouTube向け新作アニメシリーズ『Star Trek: Scouts（原題）』とポッドキャスト『Star Trek: Khan（原題）』がお披露目されたばかりだ。

前述の2本のシリーズとともに、今年のスター・トレック・デー（1966年9月8日の『スター・トレック／宇宙大戦争』パイロット版初放送に由来）に合わせて発表された、60周年記念イベントは、2026年の一年を通して様々な形で実施されるという。まずは、カリフォルニア州パサデナで毎年元旦に行われる伝統行事「ローズ・パレード」で、『スタトレ』記念フロート（パレード用風船）が出展する形でセレブレーション・イベントの幕が開く。このフロートのデザインは、『スタトレ』シリーズが追求する「希望、包摂性、探求、団結」という価値観を反映したものになり、2026年リリースの『～スターフリート・アカデミー』にも焦点を当てるとのこと。スターフリート・アカデミーの総長であるナラ・アーク役として出演するオスカー俳優のホリー・ハンター（『ピアノ・レッスン』）のほか、ポール・ジアマッティ（『ビリオンズ』）も参加する本シリーズは、友情やライバル関係、初恋、そしてアカデミーと連邦を脅かす新たな敵との闘いを経験する若い士官候補生たちの物語となる。

一方『Star Trek: Scouts』は、シリーズ初の幼児向け番組。米Nickelodeon Digital StudioがCBS Studiosと共同で開発・制作しており、そろって8歳の友達3人、JR、スプロケット、ルーが、この世のものとは思えないようなミッションの数々に挑みながら、未来の宇宙艦隊探検隊員になるための訓練に励む姿を描く。『Star Trek: Khan』は、セティ・アルファ5号星で起こった知られざる出来事を追って、カーンが超人的な先見の明を持つ人物から1982年の映画『スター・トレック2／カーンの逆襲』に登場する復讐に燃える悪役へと変貌していく過程を綴る。ナヴィーン・アンドリュース（『LOST』）がカーンの声を担当するほか、レン・シュミット（『フォー・オール・マンカインド』）、ソーニャ・キャシディ（『ヴェラ～信念の女警部～』）、そして『スタトレ』シリーズのベテランであるティム・ラス（『スター・トレック／ヴォイジャー』）とジョージ・タケイ（『スター・トレック／宇宙大戦争』）も出演。新エピソードは、毎週月曜日に主要なポッドキャストプラットフォームおよびYouTubeで配信される。

この60周年イベントのパートナーシップには、環境保護を推進するDoSomethingの「Boldly Go Green」キャンペーンや、『スタトレ』の世界をレゴで再現する初のコラボレーションなどもある。後者の詳細は後日発表予定だが、すでにティーザー映像が解禁されている。さらに、デジタルコミックサイトWEBTOONとの提携によるコミック展開も決まった。

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そして熱烈なファン向けに、来年2月20日から27日にかけて「スター・トレック：ザ・クルーズ」が出航。元祖カーク船長のウィリアム・シャトナーと、シリーズでパーヴェル・チェコフを演じたウォルター・コーニッグに加え、20人のパフォーマーが乗船予定だ。

60周年記念に関する様々な情報は、『スタトレ』公式ウェブサイトに掲載中。

Paramount+（パラプラ）で配信中の『スター・トレック：ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン3は今週で終了だが、シーズン4とファイナルとなるシーズン5の制作がすでに決定している。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline