人気犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』の最新シーズンとなるシーズン19では、フォレンジック精神科医タラ・ルイスに注目が集まりそうだ。演じるアイシャ・タイラーがTV Insiderのインタビューで、タラの「絶好調」なシーズンになると明かしている。
-
『クリミナル・マインド』シーズン19の内容は?新キャラ誕生秘話についてショーランナーが語る
大ヒット犯罪捜査シリーズ『クリミナル・マインド/FBI vs …
タラとレベッカは幸せに!でも新たな闇も…
前シーズンでは多くの損失と苦悩を経験したBAU(行動分析課)だったが、シーズン19では少し希望の光も見えそうだ。アイシャによると、タラと婚約者レベッカ(ニコール・ペイセント)は順調で、ふたりは「とても幸せ」な関係を築いているという。
しかし、シーズン16から登場しているシリアルキラー、ヴォイト(ザック・ギルフォード)との因縁は、まだ完全には終わっていない。
ヴォイトは、かつてロッシ(ジョー・マンテーニャ)を監禁し、独自の殺人ネットワークを築いた凶悪犯。シーズン18では刑務所内での襲撃により昏睡状態となるも、目覚めた際には記憶喪失に陥り、脳スキャンでは「サイコパスではなくなっていた」と診断された。その後、BAUに協力し自らのネットワークを崩壊させるなど、一時的に味方のような立ち位置にもなったが、最終的には再び投獄されている。
ショーランナーのエリカ・メッサーは、シーズン19では1年のタイムジャンプがあることを明かしており、その間にチーム内には「癒し」が訪れたという。
連続殺人犯へのインタビューがテーマ
シーズン18で銃撃を受けたタラは、回復ののち復帰し、終盤で再び現場に立った。そして新シーズンでは、BAUの“現実世界での任務”である「服役中の連続殺人犯へのインタビュー」が大きなテーマとして描かれる。
「BAUとヴォイトの関係は、実際のFBIのプロファイラーたちと殺人犯の関係に通じるものがあります。『マインドハンター』でも描かれていましたが、犯罪者の脳を知ることで、次の犯罪を防ぐことができる。タラはまさにそこに没頭するキャラクターです」とアイシャは語る。
タラは犯罪者の心理構造を解析することに長けた精神科医として、「悪の脳を読み解く」ことに意欲を燃やしているという。
「タラは今、まさに“ノッてる”状態です。彼女は悪人の脳を分解するのが大好きで、今シーズンはそれがたくさんできるんです。とても面白くなりそうですよ」
アイシャによれば、現在シーズン19の撮影はすでに半分を終えており、「今シーズンはとても知的で、感情面も強く描かれている」とのこと。ヴォイトも相変わらず“ヴォイトらしさ全開”で、「すべてのキャラクターに大きな展開がある、見どころ満載のシーズン」になると太鼓判を押している。
2025年配信予定のシーズン19では、悪と対峙し続けるBAUチーム、そして復活したタラの活躍に注目だ。シーズン18は、Disney+(ディズニープラス)にて日本初独占配信中。(海外ドラマNAVI)