60年近い歴史を誇るSFシリーズ『スター・トレック』シリーズの最新作『Star Trek:Starfleet Academy(原題)』の予告編がサンディエゴ・コミコンにて初公開された。2026年初頭の配信開始を予定する本作では、希望と再生をテーマにした新たな物語が描かれる。
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来年は『スター・トレック』60周年!世界に影響を与えたスタトレに今ハマろう!
1966年にアメリカでの放送が開始された『スター・トレック』 …
舞台は地球へ帰還した“未来の宇宙艦隊”
本作の舞台は、『スタートレック:ディスカバリー』のファイナルシーズンと同じ32世紀。長らく地球から姿を消していた宇宙艦隊(スターフリート)は、サンフランシスコ近郊に“スター・フリート・アカデミー”を再建し、新たな士官候補生たちを迎え入れる。
製作総指揮のアレックス・カーツマンは、コミコンのパネルイベントで次のように語った。
「今の若い世代は、分断やさまざまな問題を受け継いで生きている。そんな彼らに、(ジーン・)ロッデンベリーが掲げた“希望”というビジョンを改めて届けたかったんです」
オスカー俳優が“艦長&学長”に!
オスカー俳優ホリー・ハンターが演じるのは、宇宙艦隊の訓練艦「USSアテナ」の艦長にしてアカデミーの学長、ナハラ・アケ。予告編では彼女が新入生を迎え入れるシーンから始まり、アカデミーの施設を探索する候補生たちの姿が続く。
「艦長としての冷静な判断力と、学長としての共感力。その両方を同時に演じることができたのは、とても魅力的でした」とホリーはコメントしている。
予告編の最後には、ポール・ジアマッティ演じるシーズンのメインヴィラン、ヌス・ブラカの姿が映し出される。彼はクリンゴン人とテラライト人の混血であり、“ある候補生と因縁の過去を持つ謎の男”として登場する。
注目の新キャラクターたち
物語の中心となる候補生たちには、個性豊かな面々が集まった。
カレブ・ミア
問題を抱えた孤児であり、“不本意ながら”アカデミーに入学した新人。母親を探す過程でナハラと関わりを持ち、物語の視点となる。
ジェイデン・クラッグ
医療士官を目指すクリンゴン人の候補生。
アクリメーション・ミル
通称サム。“カスクアン”という新種族のホログラムで、創造されてからわずか数週間という“無垢”な存在。
ダレム・レイミ
裕福な惑星出身の野心家。「地位と期待」を背負い、ライバルとの競争心を燃やす。
ジェネシス・ライス
提督の娘として自分の名前を築こうとする。「ダル=シャ」というシリーズ初登場の種族出身。
さらに、『スタートレック:ヴォイジャー』のドクター(ロバート・ピカード)や『スタートレック:ディスカバリー』のジェット・リノ(ティグ・ノタロ)、ヴァンス提督(オデッド・フェール)などおなじみの顔ぶれも登場する。
『Star Trek:Starfleet Academy』は2026年初頭、Paramount+にて配信予定。新たな世代とともに描かれる“希望の物語”。長年の『スタトレ』ファンも、これからシリーズを知る人も、要チェックの最新作となりそうだ。
(海外ドラマNAVI)