イギリスが誇るコメディ俳優、ローワン・アトキンソン。主演を務めるNetflixシリーズ『ローワン・アトキンソンのヒトvsハチ』の続編ドラマ『ローワン・アトキンソンのヒトvsアカチャン』の配信が開始したばかりだが、自身の最も有名なコメディキャラクターである「Mr.ビーン」について、率直ながらも複雑な感情を抱いている。
-

待望の続編!『ローワン・アトキンソンのヒトvsアカチャン』12月11日(木)独占配信スタート
Mr.ビーンこと、ローワン・アトキンソンが企画・主演を務めた …
ビーンを「嫌い」と断言するローワンの真意とは
ロンドンで開催された『ローワン・アトキンソンのヒトvsアカチャン』の試写会に登場したローワン。『Mr.ビーン』は、セリフがほとんどない視覚的コメディとして世界中の視聴者の共感を呼んだにもかかわらず、ビーンを「自己中心的で、自分勝手で、無秩序な子ども」と厳しい言葉で表現した。「Mr.ビーンという人間が嫌いだ。彼と夕食を一緒にしたいとは決して思わないだろう」と衝撃的な発言をしている。
ビーン個人への嫌悪感を抱きつつも、キャラクターとしての魅力については肯定的な見解を示している。
「しかし同時に、私は彼をキャラクターとしては好きだ。なぜなら、彼は私が10歳くらいの頃に少し似ている可能性があるからだ。ああいう子どもっぽい一種の自己中心性と、物事をやや風変わりな方法で解決しようとするところがある。しかし同時に、彼を自分の家にいてほしいとは思わない」
このキャラクターが持つ子どものような振る舞いや、国境を越える視覚的なコメディこそが、彼の魅力の一部であることは間違いない。1990年の開始以来、『Mr.ビーン』はイギリス最大のコメディ輸出作品の一つとなり、そのブランドは190カ国以上に販売されている。さらに、YouTubeチャンネルは3,500万人の登録者と120億回以上の再生回数を誇るという、驚異的な人気を維持している。
『ヒトvsアカチャン』のトレヴァーは「間違いなく最もいい人」
ローワンは、ビーンの幼稚な行動が彼の魅力の一部であると認めつつも、それが彼を「いい人」にするわけではないとも述べている。この点から『ヒトvsアカチャン』の主人公、トレヴァー・ビングリーへの強い愛着が垣間見える。
ローワンは、「トレヴァー・ビングリーは、彼の基本形においては、私がこれまで演じた中で間違いなく最もいい人の一人だ。なぜなら、私が演じたほとんどのキャラクターは、実際にはひどく不快な人たちだと私は思っているからだ」と明かす。
彼は、ビーンについて改めて「自己中心的で、自分勝手で、無秩序な子ども」と再定義し、ジョニー・イングリッシュ』でさえ「うぬぼれていて、魅力に欠けるところがある」と、過去の主要な役柄を酷評している。
その上で、「実際、トレヴァーは、私の創造物の中でもより感じが良く、愛想の良いキャラクターの一人になったと思う。私はあまり頻繁にやってこなかった、いい人を演じるのがかなり好きだ」と語り、トレヴァー役を通して「いい人」を演じることへの喜びを強調した。
『ローワン・アトキンソンのヒトvsアカチャン』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline







![Mr.ビーン!VOL.1 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/41LakvdCHJL._SL500_.jpg)


